オール湯本で
地元の魅力を創造する
- 楊貴妃浪漫の宿玉仙閣 専務取締役
- 伊藤就一さん
長門市には、世界三大美女であり中国唐の時代の楊貴妃が漂着したという伝説が残っています。楊貴妃浪漫の宿玉仙閣は、その伝説をモチーフにした美人の湯など、独特の雰囲気を醸し出す宿です。玉仙閣で専務取締役を務められる伊藤就一さんにお話を伺いました。
どのような仕事をされていますか?
玉仙閣は、客室は全部で27部屋、湯本では6番目の規模になる旅館です。全国的な枠組みで見ると小規模旅館にあたります。その中で、お出迎えからお見送りまで業務全般を行なっています。お客様から「来て良かったです」という言葉をいただき、喜んでもらえることをやりがいに日々業務に取り組んでおります。
この仕事を始められたきっかけを教えてください
現在の玉仙閣が建設された、私が高校2年生の時には、後継者になると認識していました。大学を卒業して対企業向けの営業の仕事につきましたが、28歳を仕事の一区切りと考えていました。帰郷してからは、まず滋賀の旅館で2年間修行をし、現在に至ります。
地元の魅力を教えてください
湯本の魅力は、600年の歴史を持つ温泉です。今年の11月には、湯本の生活の中心であった「恩湯」を民設民営で復活させます。宿泊地として、より楽しめるように、川床の設置などハード面の整備は着々と進んでいます。50年変わらなかった湯本温泉が今、生まれ変わろうとしている点にも注目してほしいですね。
長門市の若者へアドバイスをください
若者には、これから何にでもなれる無限の可能性があります。また、今の長門には、「つなぐ」など新しい拠点となり得る場所ができています。新しい施設、技術をうまく活用して、これからの働くこと、働き方を自ら考え、実践して欲しいですね。私たちでは、発想すらできないことを生み出していってもらいたいです。
今後の展望について教えてください
かつての湯本のシンボルであった「恩湯」を復活させることが私の使命だと思っています。現在詳細を詰めているところですが、過去の良いものを踏襲し、食と温泉を中心にした湯本の中のさらにスモールエリアを作ろうとしています。これからは、個々の組織を飛び越えて、オール湯本、オール長門として地元を盛り上げていく一翼を担っていきたいです。
今、変わろうとしている湯本温泉の魅力を感じてほしいですと語る伊藤さん。変化を恐れず勇気を持って挑戦すること。そして、それがどのような一歩となるのか。湯本を変えていこうと尽力される伊藤さんの活躍に要注目です。
- 楊貴妃浪漫の宿 玉仙閣
- 楊貴妃浪漫の宿 玉仙閣
- ☎0837-25-3731
- https://www.gyokusenkaku.com