SDGsの実践現場を見に行く!バスツアーinながと を実施しました。
こんにちは!NPO法人つなぐ事務局です。
2023.2.25は、「女性活躍研究会」のスピンオフにて、朝からバスツアーです。SDGsをキーワードに、新しく長門市で事業や活動を始めた方々に話を聞きに行きます。
企画にについては【こちら】をご覧ください
SDGsの17の目標は【こちら】から
「女性活躍研究会」は、働く女性に限定してビジネスを考える時間として、今年3年目を迎えます。
勉強というより、会社の壁を越えて「学んだりつながる機会を一緒に楽しみませんか?」との趣旨で始めました。
どれだけ参加してくださるか不安がありつつ。趣旨と内容に賛同いただき、13名の方に参加頂いております。
スタッフ入れて、計15名!(今回は、学校の先生が数人参加してくださっており、あとは様々ですが、公的施設で働いている方が複数いらっしゃいました)
ありがとうございます^^
マルヤマ水産の、ウニ工場!
日本近海でも問題になっている「磯焼け」の対策に、ビジネスでの解決と発展を目指し工場を稼働されました。どんなことをされているのでしょうか?
午前は、ウニの畜養を始めたという工場へ見学です。
マルヤマ水産では、ウニノミクス社(本社:東京都)とパートナーシップ契約を結び、海水を取り入れながらの循環型工場を、長門市の通地区に建設。工場内には、オランダやフランスから仕入れたという機材が並んでいます。
ウニは雑食で、海藻などがなくなると、海底の岩まで食べてしまうそうです。
そして食べた物がそのまま身になるそうです。
よって、この工場では無添加の餌を使っているそうです。なんと人間も食べることができるそうです。
マルヤマ水産では、本業としていわしを扱っています。その後、この地域で未利用だったアカモクの事業を開始(但し、マルヤマ水産ではなく、別会社である株式会社EVAHを組織しての取組み)、そして環境変化などを受けて今『ウニ』を扱うことになったとのお話でした。
説明してくれた吉見さんは、終始明るく楽しそうに、そしてわかりやすく経緯や背景教えてくださります。
なにより、ウニの畜養は「関係する人たち、全ての利害関係者にメリットのある仕事だ」とお話される様子は、すごく力強いです。
世界最大規模(2023年2月時点)の工場ですが、5人で回せるように設計してあるそうです。
そして、ウニにとってよりよい生育環境、そして働く人が無理せず働ける実現する手法を、今実際に稼働させながら考えているのだとか。そういった取り組みの1つ1つのお話が興味深いです。
ご説明いただいた吉見さんは、元世界的飲料メーカーの社員だったそうです。お盆や年末に長門市に帰省して友人と会うのは楽しいものの、日常の長門市はどこか「灰色」に感じたそう。どうしたら、故郷の長門市が元気になるのか考え、長門の魅力はグルメや自然だと考えて「適切な情報発信が大切ではないか?」との思いで、独学でwebマーケティングを勉強し、個人的な発信を開始。そんなことをしているときに、同級生でもありマルヤマ水産の社長でもある山田さんに誘われ、ウニの畜養について知る中で「これってすごいいい」と感じて、工場長に就任したそうです。
どんな質問にもわかりやすく、気取ることなく、楽しそうに話をしていただき、90分があっという間でした。
ステキなお話を、本当にありがとうございます!
※※※【2022年版うにグラビア】
※※※ みなと新聞 を発行する みなと山口合同新聞社 の【会社概要】
みなと新聞の本社は、山口県下関市にあります。そして、水産に特化した日刊の『みなと新聞』と、『山口新聞』の発行も行っているそうです!
マルヤマ水産のHPにも情報が出ています!
ランチは、魚に定評のある「お寿司弁当」です!
お昼は、地産の干物やお弁当で定評のある三貴さんです。
長門市市民活動支援センターへ
長門市市民活動センターは、人口減少により弱まっていく集落機能の補完や次世代の地域のリーダー育成を目指して発足しました。SDGsの目標の「住み続けられる地域づくり」とは、長門市でいう「誰も取り残さない」地域だと思います。それはどのようにすれば実現できるのでしょうか?
土曜日は本来休館ですが。ご相談して開けていただきました!
2月にオープンしており、視察受け入れははじめてだそうです。
地域づくりに限らない、困ってる人への手助け…それをつないでいく仕組みを目指されてるとの。
この施設は、公設公営で、市民活動推進課のメンバー中心に受付にいらっしゃるそうです。そして一般の方は、市内外問わず、どなたでも利用可能だそうです。
センターの職員の方も各テーブルに入って、一緒にアイデアだしを行いました!
こういった少人数の単位だと、疑問をそのまま口にすることができ、話は盛り上がりました。
参加者も一緒になって、アイデア出しなども取り組みます
さて、最後に20分ほどかけて、このバスツアー全体の振り返りを行いました。会場をお貸しいただき誠にありがとうございます。
本日は、バスの中での自己紹介、センターでのテーブルワーク、そして最後の感想共有など、様々な形で「話す機会・聞く機会」がありました。
長門市内で日頃忙しく働いている同士ながら、繋がっていけたらと思います。
情報発信について
市民サポートながとでは、インスタグラム(nagatoshiminkatudou0071)とFacebookで情報発信を行っています。チェックしてみてください。
参加者からのアンケート結果
参加者の方にアンケートをお願いしました。回答いただいた皆様、ありがとうございました。
参加者13名中、回答8名(62%)です。QRコードをお渡しして、会の最後に回答をお願いしました。とはいえ、6割程度の回答であり、、おそらく何か回答する気に至らなかったのではないか、回答しにくいなにかがあったのではないかと反省です。
※追記 1名回答がありました!ありがとうございます^^
コメントにもありますが、吉見さんが「SDGsありきではなく、結果的にSDGs」のような発言をされていました。複数の参加者の方から「知るほどにSDGsに感じたけど、ご本人はそうではないんですね」と感想がありました!
センターの活用について話していたとき、「おしゃれ過ぎて入りにくい」との声もあると伺いました。確かに窓から見る内装は大変ステキです。
まずは知ってもらうこと、「あそこいったことある」という状況を作ることから始まるのかもしれません。
実は、長門市しごとセンターも、見学に来られた方などから「何をする施設ですか?」「どうやって使うんですか?」と聞かれます。開館から3年くらいは特に多かった印象です。
そこで、道に面した窓辺に「コワーキングスペースです」「コピー機使えます」などのポスターを張り、玄関にも各種案内掲示をしています。
館内には、だんだんと掲示が多くなっており、おしゃれな方からは「雑多」と言われることもありつつ💦。ただ、図書館と同じで「(市内企業に関する)情報が得られるところ」という存在になりたくて、情報発信に重きを置いております。現状は「紙の資料を置く」ことも大切にしています。
「たくさんの人とお話が出来た」「市内企業を知る機会になった」とのコメントをいただきました。まさにこれを狙っての企画であり、誠にありがとうございます。
なお「帰省時に合わせて、こういう知る機会があるといい」というのは、まさにと思います。夏休みの時期などを有効活用し、こういった機会を作るように努めたいと思います。
当法人では「長門市でイキイキ働く人を増やす」ことを目標に、仕事に使えるSNSの活用や、パソコンスキル(エクセルなどの具体的ツールの使い方や、クラウドサービスについて学ぶ講座など)なども定期的に行っております。今後は、市民活動支援センターがあるので、上手く役割分担しながら、多様な講座を実施できればと思います。
あとは、当法人で実施している講座について、興味のある方々へどう情報をお届けするのか。ここが一番のポイントとも感じます。
シェアなど大歓迎ですので、どなたか身近に興味ありそうな方に、つなぐのHPをご覧いただくようお伝えください。
なお、年度ごとのイベントについては、ここに一覧になっています。【R4年度(2022)NPO法人つなぐイベント一覧】
引き続き、よろしくお願いいたします。
改めまして、視察を受け入れてくださったマルヤマ水産の皆様、長門市市民活動推進センターの皆様、参加いただいた皆様、そしてバスを運行してくださった長門山電タクシー有限会社様と運転された方、つなぐスタッフの皆さん、ありがとうございました。