中小企業大学校広島校「部下を育てるためのコーチング術」サテライト・ゼミin長門市 実施しました。

こんにちは!NPO法人つなぐです。

中小企業大学校広島校さんが、広島を飛び出して各地で「サテライト・ゼミ」を開校されています。

ここ長門市での開催は、今年で4回目になります。

2023年は、部下を育てるコーチング(コミュニケーション)術を学びます。
R5.12.14-15 【部下を育てるためのコーチング術】中小企業大学校サテライト講座 開催します

こんにちは。NPO法人つなぐ事務局です。 R5年度は『部下を育てるためのコーチング術』を開催します。 つなぐでは、3年前から、中小企業大学校・広島校が、中国地方各地で…

つなぐ事務局

今年は、思い切って、参加費の補助を行います。たくさんの企業とともに切磋琢磨できればと思います。

1日目の午前の様子

今年は、県内各地の企業様から8社16名の方が参加いただいております!盛況です。

つなぐ事務局

まず、NPO法人つなぐスタッフより、参加へのお礼とともに、この講座を開講と参加費の補助をする背景の説明、そして「一緒に切磋琢磨していけるとよい」との挨拶を行いました。

正直、各社からたくさんの方が来てくれており、本当に嬉しく思っています。

しっかり名刺交換&1on1での自己紹介をして場があたたまったら、講座開始です!

・上司の心構えとは
・組織マネジメント:体制づくり・計画立案
・ファシリテーション:メンバーの成長の支援
・心理的安全
・「無意識の思い込み」による決めつけ

などなど、様々なキーワードをもとに自身を振り返ります。

ワークシートを用いて自己分析をすることで
「自分はこういうことを大切にしている」
「自分はこういう考え方の癖がある」
ということに気づきます。

さて、午後からはティーチングやコーチングを学びながら
「良質なコミュニケーションとは?」を考えます。

参考情報

◎リクルートマネジメントソリューションズ 2023年 新入社員意識調査【前編】 

本記事で主に紹介する調査は、2023年3月23日~4月20日に、全国各地で開催した公開型の新入社員導入研修「8つの基本行動」の当該期間での受講者509名(300名未満企業比率:67.0%)に、上司や職場に対しての期待や不安などに関する質問について、回答いただいたものです。

⇒研修を受けようとする意識の高さをもつ新入社員の考えを知る上で、ヒントになるアンケートだと思います。

参考情報

◎リクルートマネジメントソリューションズ 2023年 新入社員意識調査【後編】

アンケートをもとにした分析です。社会的背景の違いゆえ、世代間で「常識」とされるものが違うことが解説されていて、考えさせられます。

つなぐスタッフ

(感想です)職場でのコミュニケーションは、「スキル」だと学びました。

つまり、手法を学び、訓練すれば、ある程度できます。

頭でいろいろ考えるのではなく、メモ帳に「何を言いたいのか」を書き出してみる。3分と決めて、実際に話してみる。できるなら、話を聞いてもらってフィードバックをしてもらう。

今回の講座は、改めてコミュニケーション術を使えているのか?振り返りの機会になります。なお、立場や状況で、状態が変わります。知ったかぶりをせず、「今回はこのようなコミュニケーションのケースにいるのだ」とある程度割り切って、スキルを見直していきたいと思います。

講座2日目の様子

今日は、「ティーチングの実践」「コーチングの実践・叱り方」を練習した上で、部下指導の実践演習を行います。昨日とはグループを変えて、役割分担を決めてから講座に入ります。

ティーチングのときでもコーチングのポイントを入れる

(分からない人にやってはダメなこと)

×「何度も説明したよね。わかってないの?」「普通に考えたら分かるでしょ」

×ちゃんとやってよ

つなぐスタッフ

(感想です)これ職場だけでなく、いろんな場面でよく聞きます。

同じ説明を何度もしている場面もよくあり、丁寧に教えている人ほど3~5回目くらいにこの台詞を仰っている感じもあって、もどかしさも感じます。

ただ、この台詞を言わない人もいます。その筆頭が、教員歴の長い方です。恐らく、同じことをしても人により理解度も態度も違うことを理解して、日々奮闘されているからだと思います。

そして、指示を受ける方なのですが、「はい」と返事するのに全く理解できておらずできないないし忘れて「しないまま」放置している人が一定数いらっしゃいます。

一部、実際に困ったことが起きてから露呈すると「だって・・・」と。しかしその時非難されるのはチェックしていなかった管理者の方です。

これも最初大きな驚きがありつつ、事実ですね。

なお、怠けている・ふてくされているだけなら怒る必要があるのかも知れません。しかし、そいういう感情があることや感情のコントロールが出来ていないことも含めて、対応していくしかなく、それが『マネジメント』というスキルであり仕事と考えて、取り組んで行くことが大切だと感じます。

参考資料

国家公務員のためのマネジメントテキスト 【PDF】 2021.10 ver. 内閣官房内閣人事局

⇒マネジメントについてのテキストです。多様な本や資料があります。これはネットに出ていて、公務員に近い仕事をされている方には、とてもヒントになるように思います。

資料P39 『管理職としての仕事は、「他者」を通じて成果を挙げること』

資料P40 管理職は、①組織の目標を踏まえ、チーム全体として、何をやるのか/やらないのかを判断する。②チームの人員と予算を踏まえ、効果的なジョブ・アサインメントを行う

人事局の資料をみていると、管理職の仕事をきちんと実行されている人は、仕事の出来る人、かなりのスキルのある方と感じます。

後半は、部下指導の計画的な取組みを学びます。

参考文献の紹介 「部下の強みを引き出す経験学習リーダーシップ」(松尾 睦)

さいごに

講座の中では、ロールプレイングやテーブルでの意見交換の時間もたくさん取られていました。20代から50代まで、幅広い年代の参加が参加されております。

講師の話を聞いて、自身の行動や自社のことを振り返りながらの意見交換はすごく価値があるのではないかと思います。

興味を持った方は、ぜひ中小企業大学校広島校のHPをご覧ください。日々多様な講座が開講しています。宿泊施設もあり、学ぶ事に集中できる環境が整っています。

>>中小企業大学校広島校【HP

このような会を実施いただいた中小企業大学校広島校の皆様、講師の先生、そして参加いただいた皆様。

誠にありがとうございました。