スマート林業の取り組み、そして林業就業者への支援が増しているそうです♪/長門市の、林業成長産業化地域構想

こんにちは。長門市しごとセンターです。

本日、林業を活性化させようと活動されている『リフォレながと』と『にちなん中国山地林業アカデミー』の方と情報交換させて頂きました。

「林業学校」って聞いたことありますか?

ざっと全国に20校くらいあって、林業について集中して学ぶことが出来るそうです。

ちなみに、にちなん中国山地林業アカデミーでは、下記のような内容だそう。

【就学期間】1年 (4月~翌3月)

【授業料】96,000円(入学金無料)

【その他得点】研修終了後に林業に修業すれば、『緑の青年就業準備給付金』を受給可能 ※支給要件有り

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実際に、2020年度にアカデミーで学んだ20歳の方とお話を伺うことができました。

「林業に少し興味があって誘ってもらったのもあるのですが。1年学べば10以上の資格取得もできると聞いて、やってみようかなと思いました」

とのこと。

4月から就職先も決まっているのだとか(^^♪

そして、アカデミーの教育運営科長の小菅さんは、すごく林業の事に詳しくて、林業の未来を良くしていこうとの思いを強く持たれていて、話を聞いているだけでとても興味深かったです。

アカデミーの運営をしながら、町の小学生・中学生向けに「森にはいる」授業をしたり、宿泊体験を行ったりしていたそうです!安全に配慮することで、子どもたちが実際に「木を倒す」体験もできるとのこと。

なんだか、長門市の「木育」とも通じる動きが各地で広がっていて、多くの子どもたちが楽しく学んでいると思うと嬉しいです。

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日本全土で「林業」に力を入れていますが、その中でも、ここ山口県はスマート林業実践対策※のモデル事業を行っており、全国でも先駆的な5つの地域の1つだそうです。

※スマート林業構築実践事業 

令和元年度スマート林業構築 普及展開事業 報告書 - 林野庁

抜粋〔地理空間情報や ICT 等の先端技術を活用し、森林施業の効率化・省力化や需要に応じた木材生産を可能にする「スマート林業」の実現に向けた取組を推進する事により、意欲と能力のある林業経営体に施業を集約化し、効率的な森林施業を進める必要がある。〕

そして、やまぐちスマート林業実践対策協議会の取り組みについても報告書を見つけました。

こちらの情報元は農林水産省です。

抜粋〔やまぐちスマート林業実践対策地域協議会は、山口県内で製材工場の設備拡大や新たなバイオマス発電所が稼働するため、川上側が確実な木材の供給を求められている課題に対応することとしている。〕

そういえば、山口県では「バイオマス」に力入れていると聞いたことがありますが、この辺りからつながっているのですね。

新しいことに挑戦されている方の話をきくと、なんだかわくわくします。

なお、同じ資料の下の方には、スマート林業の例として「⻑距離無線システムを用いた獣害対策」「苗木生産用種子の選別技術」なども紹介されています♪

近々、もっと詳しくご紹介も出来ればと思います^^

林業に興味がある、話を聞いてみたいという方がいたらお知らせください。そんなイベントも企画できたらと思います。

追記:2020年に「長門学」という授業の一環で、高校生たちと、長門の森にフィールドワークに行きました。日本にまだ数台しかないという機械なども紹介いただきました♪

追記2

長門市のホームページには、数年前から「林業」に取り組んでいたことが公表されています。

抜粋[長門市は平成29年2月に林業成長産業化地域構想を取りまとめ、林野庁から全国16か所の一つとして林業成長産業化地域創出モデル地域として新たな仕組みや体制を構築し、適正な森林の整備・保全、森林の多面的機能の維持・向上を図り、素材生産量の拡大、担い手の確保・育成、木材需要の確保・拡大等に取り組んでいます。]

抜粋以上

長門市林業成長産業化地域創出モデル事業成果報告 [PDFファイル/1.03MB]

そして、この構想の下作られたのが「リフォレながと」になります。

地域資源としての林業の活用を通じての持続可能な林業、何より働く人がより充実し若い人が参入したくなる「儲かる林業」を目指しておられます。