R4長門学 持続可能な長門市の在り方を、高校生が考える

2022.11.24

今日は、大津緑洋高校 大津校舎の1年生の長門学です🌈

NPO法人つなぐでは、「長門市を持続可能な街として未来においても発展していける」ように、未来の長門市民でもある中高生に、長門で働く人や仕事をしってもらい、自分らしい生き方や地域のことなどを主体的に考えてもらうきっかけ作りを行っています。

大津校舎で行われている『長門学』では、持続可能な長門市に向けて、高校生として何ができるのか、テーマをもとに考えを深めていく授業が行われており、ご一緒させていただいています。関わらせていただき、本当にありがとうございます!

※長門学は、「大津高校」の時代から行われている取組みです。担当される先生方が、その時代にあった生徒に学んでもらいたいことをテーマに、長門市をフィールドとして、オリジナルな学習を進めています。

(参考)【長門学の記事】山口県立 大津緑洋高校のHPにリンクします

今日は地域で活躍する、働く人4名に来ていただき、発表への感想やアドバイスをいただきます。

・NPO法人人と木 理事長 岩本美枝さん 60代

・西京銀行 長門支店 支店長 千々松 健太郎さん 40代

・株式会社 維新不動産 代表 辻村 康司さん 30代 【ガイドブック掲載内容

・かなたでざいん 代表 田中輝さん 20代 【インタビュー記事

いずれも思いを持って仕事に取り組み、かつ着実に実績を積んでおられる方々です。ご協力いただき、誠にありがとうございます。

R4年度の長門学

(今まで)1学期に複数の方の講演をきき、夏休みに大学生(卒業生)とディスカッション交流を行ったりして、自分たちの関心に合わせて11のグループにわかれて、2学期にデザイン思考を学び、そのフレームを参考に学習をしています。

(これから)今日のアドバイスの後、12月の発表に向けてブラッシュアップしていきます。内容がどう変るのか楽しみです!

発表について、例えば、長門市の生産物をどう販売につなげるのか?

山口県長門市の公式オンラインショップ「まるごとながと」って知っていますか?との投げかけるも、ほかの高校生は誰も知らない様子です。


→スーパー・コンビニでは買えない『主に長門市産の農水産物等加工品』を充実させるべく取り組まれています!


高校生からは、オンラインショップ「まるごとながと」が知られていないから、高校生の視点でオンラインサイトを作るとのアイデアを出ていました。

それをもとに、大人側からは、同じように「知っている人しか知らない」サイトになるのではないでしょうか?今のサイトがなぜ知られていないのでしょうか?どうしたら使いやすくなるでしょうか?と問いかけがなされます。

そして長門市の公式サイトができる前から、民間企業にて「仕合わせの手紙」(サイト)があるけど、知っていますか?こちらは*****という工夫をされれいるんですよ。

との情報提供も。

いくつもサイトが乱立して、どこを見て良いか分からなくなるのが1番もったいないかも知れない、との指摘も。

現状を調べ、未来を見据えアイデアを出しつつ、あわせて地に足付いた議論になっています。

奥の、左側が 街の広報活動を仕事にしている「かなたでざいん」の田中輝さん、右側が西京銀行長門支店支店長千々松さん。

あとで振り返れるように、様子を撮影していました。

こちらでは、例えば

定年退職後の、悠々自適な高齢者に長門に来てもらうことで

街の活性を目指すプランが発表されました

→高齢者に積極的に街に出てもらうために、

空家をリフォームしての場所作りや、世代間交流のできるイベントなどをチラシにまとめ配付する

というアイデアが紹介されました。

NPO法人人と木の理事長からは、

高齢者にいきいき日々を楽しんでもらうことで地域を活性化するのはいい目の付け所。

なお、チラシを配って「楽しんで」っていうだけではなく、あなたたち高校生も一緒に、その高齢者の方と何か活動をできる方法を考えられるといいですね、と。

維新不動産の代表の方からは

空家の活用っていうのは、本当によく聞きます。

わたしも仕事柄いろんな話が入ります。

もしいいと思う物件があっても、所有者を見つけるのが大変だったり、改装に意外とお金がかかったりします。

そういうリアルが聞きたければお伝えしますので、言ってくださいね、とも。

左側が、NPO法人人と木の岩本理事長、左側が維新不動産の辻村さん。

NPO法人人と木の岩本理事長より「みなさんは長門市に何もないって思っているみたいだけど。これは経験とか年齢で変るものの見方・感じ方なんですよ。逆に、長門市にあるものって何だと思いますか」と。

確かに、調べ学習をしていると、だんだん隣の芝が青く見えてきますね。しかし、例えば長門の情報の詰まった「長門時事」を読んでいると、毎週のように各地で様々な動きがあって、すごく刺激を受けます。日本や世界のニュースと比べてもひけを取らない雰囲気を感じることもあります。

高校生達は、これまで、テーマを選び調べ学習(データを探す等)をして考えをまとめた上で、今日、地域で実際に働く人の話をきき、来月はインタビューなどアクションも始まります。

こういった、一連の学習段階を踏んでいくことで、視野がぐんと広がっていくのだろうなあと思います。

発表後、早速より深いアドバイスを求める高校生達。資頼もしいです。

地域と高校生たちがつながり、今を知り、ともに未来を考える。

そういう時間を大切にしていけたらと思います。

岩本理事長は、大津高時代にこの校舎に通ったそうです。向かいの校舎の友達と中庭をはさんで会話したのよ、と思い出を語って下さいました。

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