【アンケート調査】地域の高校に通う2年生の、就職についての意識(2020年との比較も)
合同企業ガイダンスin長門に参加予定の高校生に事前アンケートを実施。
【調査協力】地域の私立高校の2年生84名、調査時期:2025.1月前半、オンラインでの回答
↓↓合同企業ガイダンスin長門は、2025.2.4に開催します。どなたでも参加可能です↓↓
事前マッチングと、人気だった企業・組織について
『合同企業ガイダンスin長門』では、興味の有無はもちろん、まずは地域の企業のことを知ってほしいとの気持ちから、事前マッチングを実施しています。
事前マッチングとは
これは、出展企業の情報を基に、参加予定の高校生の希望を聞き、事前にその日話を聞くブースを推薦する仕組みです。
アンケート結果をもとに、キャリアコンサルタントであるスタッフにより「◎さんは、**という希望があるのですね。では、◎△社と、◎□にいってみてください。◎△は***をしていて、◎□は***なので、同じ◎でも、やり方の工夫が異なります。比べてみて、自分がよりいいな、と思えるところが見つかるとよいですね」などとコメントをつけて生徒一人一人に案内をしています。
これまで9割以上の生徒が、その事前マッチングに沿った形で企業ブースに行ってくれています
感想をきくと「話を聞いてみると面白かった」との発見をしてくれる生徒も複数います。対話する機会、知る機会、つながる機会をつくることを大切にしています。
第1希望の上位3項目は、「どこでもOK」が16.7%、「大谷山荘」が15.5%、「ヤマネ鉄工建設」が10.7%となりました。
第1希望の上位3項目は、「どこでもOK」が」31%、「長門警察署」が11.9%、「かなたでざいん」が7.1%となりました。
その他、就職に関する内容を一部共有します。
◎現在の進路の状況を教えてください
2年生の1月の時期に、「進学」「就職」を決めている割合が87%です。
◎ 希望の勤務地
「あてはまるもの」を複数選んでもらうと、「福岡県」が人気あります。なお、山口県内は、細かく聞いていて、毎年3割近くの方が「長門市内」を希望している記憶です。
◎事前マッチングのために、性格についても質問しています。
※「列2」というのはこちらのミスです。本当は「どちらでもない」と書きたかったです。失礼しました。
はいの回答が多い順に、「身体を動かすのが好き」「チームワークで何かするのが好き」「人と話すのが好き」となっています。
「リーダーになりたい」「社長になりたい」についても、一定数の回答があり頼もしいです。
なお、リーダーになりたい人は少ないけど、それより「社長になりたい」という人は多いのですね。どういう心境なのだろう?
日本が豊かになってくる中で、ここ30年以上にわたって、引きこもりやニートの問題も増えています。そこで、働くことや未来について、漠然ではありますが、質問してみました。
学校に依頼しての回答だったので何らかの前向きな作用が働いているのかもしれませんが、
多くの生徒が「定年まで働きたい」と「どんどん転職や企業をしたい」との回答をしてくれていて、ほっとします。
念のため「働きたくない」という選択肢も入れていたのですが、選んだのは4名だけでした。
そして「起業したい」も4名います。
これをどうとっていいのか、まだはっきりしたことは言えません。
少なくとも、つなぐスタッフとしては、回答に頼もしさを感じています!合同企業ガイダンスin長門はじめ、多様な業界や職種で働いている大人と話をして「こういう仕事をしてみたい」という興味関心が芽生えることを願っています。
2020年1月取得のアンケートとの比較
※重複回答者があり、それらを精査して以下の表を作成しています。よって、googleフォームと少し数字のずれがある場合があります。予めご了承ください。
(2025年1月のデータを元にしたまとめ)
・就職希望は全体で40%、未定13%。商業科では44.7%が就職希望、41.7%が進学希望
・希望勤務場所で、市内希望者は30.5%と5年前(2020年1月)と比較すると13ポイント高い
・希望勤務場所として福岡県が48.8%と最も高い。
・希望の仕事・職種では、一般事務、工場勤務、医療福祉系が目立った。
・自分の性格として多い順に、体を動かすのが好き、チームワークで何かするのが好き、人と話すのが好き、同じ作業が苦にならないと続く。リーダーを担いたいは最も低かった。
・「就職して定年まで働きたい」は45.9%、「チャンスがあれば転職・起業などもやっていきたい」が42.4%であった。
・自分の未来について、「明るいと思う」が32.9%に対し、「わからない」が61.2%であった。
アンケートには「将来について思っていること」などをフリーワードで伺っています。
一人だけ「将来シンガポールでラーメン屋をやって稼ぐ」みたいなことを書いてくれる人がいましたが、基本は無記入です。
なので、やはりインタビュー形式で、最近の高校生がどんなことを考えているのかなど聞けたらいいなあと思ったりします。
※できるといいなと思うことがたくさんあります。とはいえ限られし、人数と予算の中で何を取捨選択するのか。
こういう情報を発信しながら、市内事業者の皆さん行政のみなさん、ここでクラス中高生たちとわいがや情報交換し、長門市の未来につながる行動を考えていきたいと思います。
ここまで読んでいただいた皆さん、本当にありがとうございます。
NPOである以上、活動資金と何を成果とするのかが問われますのでいつまで活動が続くかわかりません。
ただ、存続している間は、ミッションに向け活動します。
NPO法人つなぐをどうぞよろしくお願いします。