『やまぐち働き方改革支援センター』の意見交換会が実施されました
こんにちは、つなぐ事務局です。
NPO法人つなぐは、山口しごとセンターの中にある「やまぐち働き方改革支援センター」と連携して、長門市内を中心とした産業の活性を目指し、企業の生産性アップ支援を行っています。
今回、「観光・ホテル業界」向けにツールを取り入れての働き方改革を促進すべく、長門市しごとセンターで勉強会が実施されました。
まず、リコージャパン(本社:東京都港区、資本金:25億円、設立:1959年)からこういった会を行っている背景や全国でどんな動きがあるのかなどの説明がありました。
リコーは、コピー機の会社だったときから大きく変化し、「中小企業向けデジタルツールの提案」に力を入れているそうです。
そして、企業における「①人材確保→②人材育成→③生産性向上→④売り上げ拡大」の提案をしていますが、それは同時に働く人にとって「働きたくなる職場」の提案である、と明言されていました。
まさにその通りだなと、聞く側も熱が入ります。
リコージャパンが、独自に開発したカードを使って、自社課題を見える化していきます。
ただ話すだけだと漫然としそうですが、課題や関心ごとがしっかり言語化されるので、頭の中が整理されます。
『北浦のホテル事業者』での情報交換
課題や関心ごとをある程度体系的に整理して、お互いのを確認し、情報交換の時間に。
参加者のうちの1社は、当法人の理事長でもある、ホテル楊貴館の岡藤明史さんです。
旅行業界では、まだITかが進んでおらず、例えば、旅行サイトのシステムはほぼ違っていて、1つ1つで予約やキャンセル情報、お客様の要望などの管理が必要。よって、すべて「紙」や「口頭での伝達」だったそうです。
例えば、お部屋についてからお客様から「(食材で)◎◎が苦手です」との相談がったとして、いろんなところを経て平均30分くらいかけて厨房のホワイトボードに届くのだそう(リコー調べ)。
ホテル楊貴館では、コロナ禍での大量キャンセルや、GOTOキャンペーンに絡む大量の事務処理を前に、「変えよう」との意識が高まったそうです。
できるだけ紙をなくし、フロント・調理場・清掃などが情報共有できるツールを入れたそうです。
ご年配の従業員にもスマホで情報を確認してもらうようしており、たくさんのハードルがあったとの話をサラッとされますが、きっといろいろあったのではないかと想像に難くありません。
今、少しずつ仕組みが回りだす中で、今度はそれらツールを「使いこなす」段階へシフトしようとしているそうです。
ご利用者の方向けにはホームページのリニューアルや、ECサイトなども開設されています。
【ホテル楊貴館のHP】※公式サイトからの応募が「一番お得」です✨
企業の具体的取り組みを聞きながら、「こういう時どうしてますか?」とか「こういう話を聞いたことありますよ。ヒントになるかも」など、話がどんどん広がります。
業界別に、踏み込んだ話をすると、全体でのスキルアップ・生産性アップにもつながりとても素晴らしいことと感じました。
長門市しごとセンターで開催いただき、ありがとうございました!
県内5会場で、ワークショップ型の勉強会が実施されます(参加無料)
【参加企業募集】お悩みから見つける新しい働き方のヒント(働き方の新しいスタイルワークショップ)について ←やまぐち働き方改革支援センターのHPにリンクします
こちら、5月27日現在、各会場でお申し込みが可能なそうです。
現場の改善をしたい、実際に現場管理をしている方と、決裁権のある方が参加されるととてもよさそうな内容です。
そして、働き方改革を支援する補助金も出ています。
働き方の新しいスタイル実践モデル創出補助金の公募について ←県のHP記事にリンクします。
ぜひご検討ください。