DojoConJapan2023『Be Cool』に参加してきました!
こんにちは、NPO法人つなぐです。
2023年8月27日(日)に#DojoConJapan 【DojoCon2023のHP】が奈良県で開催されました!!
この前日にCoderDojo長門を実施し、月曜日も予定があり、かなり弾丸の『日帰り』参加になりましたが、かなり有意義でした。せっかくなので、見てきた内容を紹介します!
主催者に聞きました。
今回のイベントは、初心に戻り「チャンピオン(各地のDojoの発起人)」がDOJO運営を行う上で学んだり、知り合いを作る事を目的にしているそうです。
CoderDojo長門から、DojoConJapan2023の『ニンジャ大博覧会』のオンライン展示にも参加しています♪
ながとのニンジャ達の作品(オンライン展示)紹介
【流れ】
7月のCoderDojoNagatoでDojoConに出品しないか、作品を募集!
↓
1チーム(3名のニンジャ)と個別参加の2名の計5名のニンジャ達から手が上がり、出品!
↓
オンラインで展示してありますので作品がみれます。
※全国の他のニンジャの作品展示もありますよ!
参加してくれてありがとうございます。
【 作 品 名 】コース攻略したぞ!
【チーム名】元気な深川っ子
【応募作品のジャンル】ロボット(mBot)
【作品の説明】
深川小学校の仲良し3人組のニンジャ「りゅうのすけ」「くぼっち」「SOU」です。
授業でも導入されている「mBot」を使って、自動運転によるコース攻略に挑戦。mBotの機能をフルで使うべく一人1台、合計3台を活用し、
①コースを走らせる、②パネルに文字を表示して応援する、③音楽で盛り上げるプログラムを組みました。
①「りゅうのすけ」は、走行を担当。ラインセンサーとスピードを工夫して、内側の細いラインのコースを走らせることに成功!
②「くぼっち」は、LEDパネルにチーム名や自分たちの名前を表示。見ている人に読みやすい光の配置を工夫!
③「SOU」は音楽を担当。何度も聞きながら、音の長さを調整し曲に仕上げ、曲と曲の間に光を入れるなどの工夫も実施!
3人で協力し、1つの作品に。パネルの表示と曲は、mBotがコース走る時間に合わせてあり、スタートとゴール時に盛り上がりました。
【 作 品 名 】シューティングゲーム(はやと)8.9
【ニンジャ名】はやとくん
【応募作品のジャンル】Scratch(ゲームをScratchで作成した)
【作品の説明】
昨年からCoderDojo長門に通うようになり、ほかのニンジャがシューティングゲームを創っていたのに刺激されて、今回はscratchでゲームをつくってみました。
ゲームをつくるために、ファミコンゲームの「EDF」などを参考にしています。
とくに、ゲームに出てくる敵のような「ゆらゆらした動き」になるようにプログラムを考えました。
動きを設定する際に、より面白くなるよう「sin」などを使って動かしてみました。
いろんなタイプの敵を作り、1つ1つに別の動きを設定して、飽きないようにしました。
また、スプライトに変数を言わせて、体力を見えるようにしました
全体が動いているように見せるためにスプライトを背景代わりにしました。
たくさんの人に楽しんでもらえると嬉しいです。
【 作 品 名 】yamaguchi_maps
【ニンジャ名】けんちゃん
【応募作品のジャンル】マインクラフト(ワールド、レッドストーン回路、MakeCode、Modなど)
【作品の説明】
30,000×20,000くらいのマインクラフトの世界で、起伏図から取り込んで作りました。おおよそ50時間くらいかかりました。
(使用したアプリ)・Medbang Paint Pro...起伏図制作・Worldpainter...読み込み・DaVinci Resolve...簡単な動画編集
DojoConJapan2023の体験レポート
実際に奈良へ行ってきました。(新幹線の乗り方を忘れるくらい、久しぶりにチケット購入💦)
場所は、奈良女子大学の記念館(文化財)です。
テーマは、「全国のCoderDojoメンバーが交流できる場」。
北海道から沖縄までのCoderDojoのチャンピオン、メンター、ニンジャ等などが集まりました。
当日は、「CoderDojoサミット」「みんなのセッション」(全国のチャンピオンと交流できる貴重な時間)が開催されており、全国のチャンピオンの方が壇上で挨拶。
SNSで名前を知っていたり、オンライン上でお話したことがあるものの、リアルでお会いするのは初めて!話しているのもなんだか不思議な感じでした。
これを書いている人は、CoderDojoNagatoはチャンピオンではないものの、知っている人がいてその方がほかの方を紹介してくれて、いろんなDojoの方と話すことが出来ました。大変貴重で有意義な時間となりました。
>当日のタイムテーブルはこちらからどうぞ!
ニンジャとの交流
会場では、ニンジャの作成したプログラムを実際に体験しながら作成者と交流できる「ニンジャ大博覧会」やニンジャ達が主催する「CoderDojo屋台」などのリアル展示もありました。
だから、他のDojoのニンジャ達とも交流してきました!とくに、マイクロビットを使った装置は感動しました!ウチワであおぐとシャボン玉が出るのですが、どういう仕組みなのか気になってじっくり見学!子ども達の発想に驚かされました。
「基調講演」や「トークセッション」
基調講演は、パナソニックホールディングス(株)技術部門テクノロジー本部主幹研究員の高田 和豊さん!
パナソニック社において、IoT家電やプログラミングを活用した教育プログラム「Scratch Home School」を開かれている高田さんに、「クリエイティブラーニング」「創造的逸脱」についてのお話を聞きました。
中でも、『トースター×プログラミング(トースターを使ってクッキーづくり)』が印象に残りました!
ほかにも、『ジャー×プログラミング』(おにぎりづくり)、『照明器具×プログラミング』など、暮らしに直結した物とスクラッチをつないで、プログラミングを使う面白さを表現されていました。
『だれにどう思って欲しいのか?』、そのために『何を作るのか』?試行錯誤されながらも何かを作り上げていくお話は、聞くだけでもわくわくしました。
続いて、奈良女子大学の紹介として、奈良女子大学工学部長 藤田盟児 氏が登壇。
『なぜ女子大に工学部が必要か?』のお話を軸に、「建築とは何か?」「これからの社会と工学」「大学のカリキュラム」等のお話をされていました。
「ワークショップ」(メンター限定) 参加者が自分のDojoで実施することを目的に
現在、CoderDojoNagatoでは、『scratch』『mBot』『Minecraft: Education Edition』がつかえます。
他にもニンジャがやりたい物を持参すれば、なんでもやってもらいたいと考えています。
今回、メンター(Dojoの運営をサポートする大人)の方向けに、様々なツールを紹介するワークショップがあったので、子どもたちにより多様な体験をしてもらえるよう自身をヴァージョンアップすべく参加してきました。
そして、『ロボットプログラミングtoioを例にロボット&工作系活動のコツを共有します!』『HackforPlayではじめてのテキストプログラミングワークショップ』の2つを体験。2つとも面白かったです。
『ロボットプログラミングtoioを例にロボット&工作系活動のコツを共有します!』について
『Toio』は、以前、CoderDojoNagatoにある方が持参してくださったので、見たことはありましたが、実際に触るのは、今回が初です。
動かすプログラムは、『scratch』や『mlink』と同じブロック型です。
『scratch』との違いは、実際に動かすロボットがあること。『mBot』との違いは、特殊なマットがあり絶対位置があるということです!
使い方によりとても面白いと感じました。
他、非売品のシースルーToioも見ました!中身が見えるって面白い。
実際に動かして、体験でき、楽しい時間となりました。
『HackforPlayではじめてのテキストプログラミングワークショップ』について
HackforPlay歴3年半のニンジャが、魅力的なところやオススメをプレゼン!実際にゲームの作り方を体験しました。
引き込まれる楽しさでした。
とくにゲーム好きには、自分でゲームを作成できる面白いツールです。
同時に、制作時間は短い中で成果発表を求められました💦
ほんの少しニンジャ達が最後に「発表」するときのプレッシャーを疑似体験しました。
これらの内容は、次回9月のCoderDojoNagatoで紹介予定です!
おみやげを持って帰りました!
沢山の内容がぎゅっと詰まったDojoConJapanでした。
時間帯により参加できないものもありましたが、オンラインではないリアルでの参加の大事さを実感しました。
CoderDojoNagatoでもニンジャやメンターに共有していきます。
来年度のDojoConJapanは、岡山で開催されます!
楽しみですね。
『DojoConJapan』と『CoderDojoNagato』について
DojoCon Japanは、2016年に「日本にもっとCoderDojoを増やそう」という思いでスタートしたそうです。
その翌年のDojoCon Japan 2017のサイトを見ると以下のように書いてあります。
DojoCon Japan 2017のサイトより
昨年初めてDojoCon Japanを開催したとき、日本には45のDojoしかありませんでした。しかし、開催後にはその数を飛躍的に伸ばし、現在では100以上のDojoが日本で活動しています(2017年9月現在)。
それが、2023年8月末現在、日本全国で200を超えるDojoが活動するまでに広がったんですね、すごいことです。
>日本全国のDojoについては、【CoderDojoJapanのHPをご覧ください】
何より「DojoConJapan」は、「CoderDojo長門」誕生のきっかけとなりました。
実は、『DojoConJapan2020』はコロナ禍ゆえ初のオンライン開催でした。
そのとき、今のチャンピオンとこれを書いている人は「新しく長門でもCoderDojoをしたい!」と思いオンラインで様子を見ていました。
その後、実際に申請して【2021年CoderDojo長門】が承認されました!!
2023年の今では、CoderDojo長門のニンジャたちも作品を応募できるまでになりました!
山口県光市で、Dojoをしていた石川さんと名刺交換する機会があり、「このDojoって何ですか?」と聞いたとき、石川さんがたくさんの情報を提供し、承認まで(申請画面は英語でよくわかりませんでした💦)サポートしてくれて、今があります。またDojoのネットワークで様々な方に助けていただいています。本当にありがたいことと思っています。
過ぎてみればあっという間です。今も、もっといいDojoにできないのかもんもんとしていますが、振り返ると、確かにこの3年間毎月活動しており、自分たちのこともねぎらいたいと思いますw
DojoConJapanとの関わり
◎DojoConJapan2020 は、『視聴』参加しました!オンラインツールになれるのに四苦八苦していた記憶です。
◎DojoConJapan2021では、YouTubeで道場の紹介動画を配信(紹介動画は以下をご確認ください)
◎DojoConJapan2022ではオンラインで登壇!
そして今年DojoConJapan2023『Be Cool』では、リアルに会場へ
来年は、CoderDojo長門がどんな風に運営され、ニンジャがどのような成長をしているのか?
今から楽しみです。^^
長文でしたが、ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。