【内容報告】nagatoHYGGE 石田雄一さん(ABUウォーターボーイズ発起人でがんサバイバー)
こんにちは。NPO法人つなぐ現場スタッフです。
令和8年度初の、「リラックスしたムードでゲストの話を聞く時間である」nagatoHYGGE(ながとひゅっげ)は、がんサバイバーの石田雄一さんをお招きしました。
↓企画について↓
定員は17名だったのですが、当日参加などもあって、26名の方に参加いただきました。
そこに3つのメディアから4名の方、そして石田さんと司会進行のつなぐスタッフ、
会員限定でオンライン参加も可能にし、東京から1名が参加してくださったので、
総勢33名の会になりました。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
お話の様子
写真と、その時の「気持ち」を言葉にしたスライドは90枚以上!
中⇒高⇒大⇒就職でのことは一言ずつ、ABUウォーターボーイズでのこと、家族のこと、悪性リンパ腫の発見・闘病、最後の公演、今思うことなど。
笑ってお話されておられておだやかな雰囲気ながら、話の内容は痛みに満ちているように感じました。

うまく言葉が出てきません。
事前にもらっていた質問への回答もしっかり用意をされていました。


長門市しごとセンターという場所があって、こういうイベントをされていて。
僕自身がお話させていただく機会があることをすごく嬉しく思っています。
内容がパツパツになってしまった反省しきりですが、これからやっていきたい大切な第一歩目を踏み出させていただいたように思います。
ぜひ、また何かのチャンスがあれば機会を持たせてもらえるとありがたいです。
と言っていただきました。いえ、1つ1つのお話に心がこもっていて、それでいて時間内に終えていただきました。
小学生から70代まで幅広い方々が参加されており、多様な世代で話を聞けたのも、石田さんの魅力によるものと思っています。
お話をしていただき、本当にありがとうございます。そしてこれからもどうぞよろしくお願いいたします。
参加者からの、当日の質問
スマホからコメントするツールを導入されており、発言せずとも、石田さんに質問や感想を届けることができます。
後日、コメントを入れて回答をいただいたので、こちらに共有させていただきます。
※※プライバシーにかかわるところを、少しぼかしています※※
| 【みなさんからのコメント】 | 【お返事したかったこと】 |
| (絶食が)52日間!日数は感じましたか? | 日々生きるので一生懸命で、その長さとかは感じず、「食べずに生きる」のが普通になっていました。 おかげで嚥下機能が低下しリハビリが必要になり、「飲み込むこと」すらしにくい状況で退院しています。 |
| 以前、甘味のあるものしか食べれないと言われてましたが、今はご飯などは食べれるようになりましたか? | 今も味覚・唾液も戻り切っていないので、なんでも食べれられる状態ではありません。果汁等のあるもの、クリーム系・スープある麺系、水分ある生魚等が食べやすく、お肉系はなかなか食べられませんが、退院した時に比べれば格段に食べられるものも増えたので、外出のハードルはほぼなくなりました。 |
| 色々辛いことがあったと思うのですが闘病中1番耐えきれないと思うものはなんでしたか? | 一番耐えきれないと思ったのは、退院直前から退院後に続いた不眠です。体をかきむしりたくなるような胸のモヤモヤ感とやり場のない怒りにも近い感覚や気が狂いそうな感覚は、二度と経験したくありません。 副作用の痛みについてはおそらく耐えきれないものだったのだろうと思いますが、日々生きるだけで一生懸命だったことや医療用麻薬等での緩和等もあり「耐えられない!」とはなりませんでした。(そのくらい多様な薬をどんどん使いました) |
| ご病気になって以降、いちばん嬉しかったり記憶に残っている言葉はどんなですか | 一番嬉しかった、、とはちょっと違うかもしれませんが、心に残っているのは看護師さんからかけられた「精一杯頑張っているんだから遠慮なく痛みの緩和をしてください」という言葉です。 痛みや苦しみを乗り越えなければ回復しない と思っていた自分は、それを薬等で取り除くことは甘えだと思っていましたが、身体的・精神的苦痛を取り除き治療に集中することも「緩和ケア」で自分も該当するのだと知り、我慢し続けていた日々から薬に頼ると決断した思いを聞いてもらいながら泣きました。 言葉 はもちろん、医師・看護師・家族の寄り添い続けてくれた姿勢 が一番印象に残っています。 |
| これからの長門に何が必要で、どうありたいですか? | この地で生きることをイキイキと楽しんでいる人が増えると良いなと思います。そして、自分も「楽しんでいる」人のひとりでありたいです。 いま必要なのは、様々な地域活動をはじめ趣味やサークル等も含めて自ら主体的な活動をしている「活動人口」が増えること。 この人たちがいる・増えることで、地域の活力が生まれ、何か面白そうなことが起こる期待が膨らみ、一緒にやってみたくなる波が広がります。様々な事柄を他人事ではなく自分事として行動できる人がふえることで、つながりや地域の課題解決力が向上し行政コストも下げることができ地域の持続性も向上するものと思っています。 特に田舎では、サービス享受者ではなくなければつくる精神の実践者の存在がカギになると思います。 |
| 圧倒されました。 そして。 気遣いの塊のように見えていたので。それよりも、まず自分のやりたい気持ちを優先しようとされることは素敵だと思いました! | 特に新人として新たな職場に入った時には、様々な関係もできていないことから並々ならぬ気の遣いようだったと思っています。笑 本当に、ありがとうございます!◎◎さん! |
| 死にたいと言った事はありますか? 今、親が不安定状態でどう声かけて良いかわからず | あの場でスパッとお答えできずにすみませんでした。 がんを患い、治療しない=死 という状況の中で、私は「生きたい」と思って治療に臨みました。なので、自身の苦痛をなんとか取り去ってほしい、気が狂いそうだ、もうどうにかしてくれ と思ったことはありますが、自らが死を選ぶ のであれば私は治療をやめれば良いだけという死への選択が非常に近い中だったので「死にたい」と言ったことはありません。 ただ、治療をしている方でも「もう死んでもいい、治療をやめてくれ」と言われる方も身近におられ、誰もがそれを意識している中での共同生活です。常に生死が近くにあります。 生きている中で「死にたい」と思うことやそれを口にされることもあるかもしれません。「死にたい」と口にされる限りは関わりしろがあると思うので、真剣に耳を傾ける、感情を理解する努力をする、死ぬことについて話をする 等の対応が可能かと思います。 寄り添ってくれる人がいることが人の支えになりますもんね。 ただ、私はうつになった時に、心療内科の受診から回復へのきっかけを得ました。お◎様が不安定な状態であれば、専門家の治療を受けることも大切だと思います。心療内科の受診は恥ずかしいものではなく、専門医療として身体的なメカニズムに基づく治療です。 また、ご自身のお体もどうか大切にしてください。 自分が健康でないと、人を助けることはできないということをしみじみ感じています。 |
| 今後のウォーターボーイズの活動の展望はどのようなものをお持ちでしょうか? | 主体的に物事に取り組む人を育てていく ことが、チームの存在意義です。なんでもできるんじゃないかな と思っています。 公演 はすぐには難しいと思いますが、依頼をいただいた先でのミニ公演や体験会、水の楽しみ方教室など、自分たちにできることをやっていくつもりです。 直近は7月に山口市の中学校で、ミニ公演+体験会+講話の予定です。 |
| これらを記録に残してるのがすごいですね | 経験することをお伝えしていきたい と入院前から思っていました! |
| Threadsで様子は拝見してましたが、やっぱり生で聞くとほんっとうに……壮絶としか言えないですね。こんな事があるんだ…ってことばかり… | スレッズは、むしろ当時の生々しい気持ちがあふれていましたね。 視覚的に分かりやすいものでお伝えできるので、資料投影させていただきありがとうございます。 ただ、治療や副作用は本当に個人差が大きいので、「みんながこうなる」ものではなく、こんな場合もあるということでご理解ください。 |
| 中学生にも聞かせたいお話でした。是非お話に来ていただくとうれしいです。 | ぜひ、伺わせていただけるとうれしいです。これから各所で、がんとなって経験したことを中心として、ライフワーク、つながりの力やひと、地域やまちに対する思いなどニーズに合わせてお話できればと思っています。何を伝えたいか を明確にして、コミュニケーションを取りながらお話ができるようこれから精進していきます。 |
| きっと1時間大声で講演するのも大変だったと思います。 熱い想いと共に、たくさんのメッセージをありがとうございました! | 1時間もお話してしまったことを反省しています。 その中でも思いを汲んでくださり、本当にありがとうございます! |
アンケート
今年度から、ゲストの方に向けて、フリーコメントをいただくようにしました。
たくさんのコメントを書いていただきました。プライベートなことは少しぼかして、ここでも紹介させていただきます。
誠にありがとうございます。
| 登壇者の話を聞かれていかがでしたか? ご感想をお聞かせください。 | 【フリー欄】運営で気になったことや、HYGGEで「こういう方」のお話を聞いてみたいなどありましたらご記入ください |
| 今いるところを面白く、というのが印象に残りました。 いつ人生が終わるか分からないのだから、今できることを、やりたいと思いました。 | |
| 闘病のリアルな話は中々聞けないので、 ただリアルな話こそ聴きたくなるのでとても良かったです。 辛かったこと、どう乗り越えたか 明るく話されてて印象的でした。 | お金の話 ビジネス失敗談 建築関係 リノベーション メディア系 |
| 病気が発覚したこと、闘病中の様子をSNSで拝見していました。この度、詳しく聞く機会をありがとうございます。石田さんのお人柄と、闘病中、その後の様子、聞けば聞くほど思いが詰まりました。思うことは沢山あります、帰って自分なりに気持ちをまとめてみようと思います。 | |
| 石田さんの闘病生活やウォーターボーイズのお話を聞き、いろいろと考えさせられました。いろんな方の支えもあり、何よりも石田さん自身が前向きに進んでいて、自分自身悩みがあるけどずっと立ち止まったままで進まなきゃと思えました。 | |
| 当たり前と思っていたことが当たり前でなく、有難いことなんだと改めて感じました。 | |
| 先日、dawnフェスでかりゆしさんが出演されました。ラストの曲が「オワリはじまり」でした。石田さんの生き方と重なりました。胸が熱くなりました。 | |
| 「思いや願いを考えると涙が出る」という言葉にぐっときました。 人とのつながりや出会い、出会うタイミングが自分の人生に影響を与えるということを改めて感じ入ることができ、高校生にも人とのつながりを大切に思う大人に成長してほしいと思いました。 これからも人生を面白がって過ごしていきたいと思います♪ また、子どもが長門を大切に思うようになるにはという問いに対して「思い切り背中を押すこと」というお話を聞いた私は、そういう周囲の大人がその子どもを信頼している応援している様子をみて、そういう大人になりたい、あの人と一緒にいたいと思うのだろうと思いました。 本当にありがとうございました。 | とても素敵な企画をありがとうございました 長門のことを大切に思う方で、長門で小中高と過ごした方でいま長門に住んでいる方の話が聞きたいです。 また参加させていただきます ありがとうございました♪ |
| 石田さんの壮絶な体験と思いに触れ、生きるということを改めて見つめ直す日となりました。全身全霊で言葉にされているお姿に、何度も目頭が熱くなりました。WATERBOYSの大ファンでもありましたので、映像を拝見させていただけることはとても嬉しいです。後ほどたのしみに拝見します。長丁場でお疲れになったことと思います。魂のこもったメッセージを届けてくださり、ありがとうございました! | 急遽、オンラインでもご対応いただき、ありがとうございました!センザキッチンの女性駅長さんのお話を伺ってみたいです。 |
| とっても感動しました | |
| 自分の置かれた苦しい状況を俯瞰し、客観視して、なんてドラマチックなんだ!とある意味開き直る考え方にとても刺激を受けました。 絶望とか失望をするのではなく、苦しい状況を受け止める生き方はすてきだと思います。 そう言いながらも日々の痛みや不眠、口からの栄養摂取不可はとても辛い辛い日々だったとはず。 昨年五月に中央交流プラザのカウンターでまもなく入院して戦ってきますと言われた日のことを思い出しました。 これからのご活躍をお祈りいたします。 | ステキな企画をありがとうございました😊 |
| 1年の頃、石田さんの話をきく機会を頂いたのですが、人気すぎて行けなかったことが悔いに残っていたので今回きくことができて嬉しかったです。皆の話をきくと、人をひきつける力があり、魅力的な人だと考えていましたが、実際に会うと本当にそうだなって感じました。 しかし、私が知らなかったところで闘病になられており、大変だったことに衝撃を受けました。過酷な中、人生はドラマティックで、これを乗り越えたら面白いのではないかと、俯瞰してみることが大切ことが印象的です。 また、不登校の話をきいて少しほっとしました。実は、私も中学、高校で1回ずつ、やっちゃってるんで仲間と思って安心しました。 私も最近、日常が本当に幸せだったんだなっと感じており、きっともっと先の未来に行くと今も幸せと感じると思うので大切に過ごしたいです。お身体に気をつけてください。またお会いしましょ! | ◎◎さんの話ききたいです! |
| 石田さんが大病と闘っていらっしゃることはこのヒュッゲのチラシを見るまで知りませんでした。公民館にいらした石田さんがお話される! 行こう!と思ってよく見ると、病の字が。公民館に行った時、事務室にいらっしゃらないのは、たまたまお席はずしなのだろうとずっと思っていました。 これだけ回復されて本当に良かったです。 言われましたように、復帰後に60パーセントや、80パーセントで働ける仕組みがあるといいですね。 (略) 若くてもがんになりますので、繰り返しになりますが、石田さんが言われたように仕事する上でのしくみがあるといいですね。 私は痛みのある病気を抱えているので、病気のつらさ、治療の痛み、他人ごとではありません。 どうぞ無理されないで、 ご自分ファーストで行かれてくださいね。 もちろんまだ治療中でいらっしゃると思います。治療が順調にいかれますように!! | ヒュッゲをやってくださってありがとうございました。長門市で頑張っていらっしゃるかたのお話しを聞くと、勉強になるし、元気をいただけて嬉しいです。 ざっくばらんな暖たかい雰囲気をスタッフのおひとり、おひとりが作ってくださり、飲み物やお菓子なども気を使ってくださって、感謝です。 (略) 話を聞きたい人は、昨年度ヒストリアに来られた◎◎さんです。(略)今ヒストリアで絶賛公開中の銅剣は今のところ日本で二本しか出土していない超貴重なものだそうです。全国の考古学ファンに見に来てもらいたいものです。 他にお話しを聞きたい人が浮かびましたらまたお知らせいたします。 |
| 重篤なご様子の聞き齧りで、心から共感出来るほど知ってもいない状態で、無責任に心配と応援の言葉を掛けるのは、却って不快に思わせるかもしれない……と、声を掛け控えていた面がありました。けれど、「つながりがある」こと自体が支えになるときもあるのなら……今後はもう少し遠慮しないでいいのかもしれない、と思えました。ありがとうございました。 | 今回のスグキク、とても面白かったです! とはいえ話に夢中で手も止まりがちでしたが。 |
| 話がとても上手であっという間の一時間だった。共感できる部分が多く、聞いていて、とても心地良かった。 | オーガニックの取り組みを頑張っている人の話を聞いてみたい |

メディアは、長門時事さんとほっちゃテレビさんに加え、KRYさんも来られていました。
KRYさんは、阿武町で始まったABUウォーターボーイズの初期からずっと取材を続けていらっしゃるそうです。
さいごに
終了後も話が尽きることはありません。
最後は、ウォーターボーイズに参加している高校生やその友達も石田さんと話をしていて、石田さんもずっと笑顔で語ってくださっていました。
本当にありがとうございます。

これを書いている個人として、身近な人が難病とともにあることもあって、なかなか診断が出なかったこと、わかったときの衝撃、家族との日々と未来への思い、闘病の壮絶さ、薬の効果と副作用、医療従事者のプロの仕事、退院後の日々など。とても感じるものがありました。
その上で、地域のハブを目指すNPOで働く身としては、以下が強く印象に残りました。
・「大人が、この土地を面白がって、中高生にそれを見てもらう機会をつくること」で地域は循環すると思う!
・生まれた場所とか市区町村での線引きにこだわっていなくて、自分が縁があって住むその場所、そこで出会った人を大切にしたい。
・AYA世代が、病気になっても前を見て、働き続けられる社会にしていきたい(⇒その話を聞きながら、子育て以外の事情での、正社員・時短勤務があるとよいと思いました)
おっしゃっている社会は、みんなの願いとも重なるように思います。実現できるよう、地域プレイヤーの1人として取り組んでいきたいと思います。
◆追記
HYGGEから1週間。今回のご縁から、地域の中学校でもお話をされることになったそうです。
石田さんの、「自分で、自分と周囲を面白がる」活動の姿は、ぜひ多くの人に伝わってほしいと思います。
これからのご活躍を祈念しています。


