採用に関する勉強会【土木建築業界編】を開催しました
こんにちは!NPO法人つなぐスタッフです。
↓↓企画について↓↓
この時代のこの地域で「本当に意味がある求人」は何か?
11月1日の今回は、土木建築業界向けです。
外は大雨ですが、地域の企業の方にお越しいただき、始まりました。
「一方的に聞いていただくのではなく、思うことがあればどんんどん口をはさんでください」
「そのための業界別・少人数での開催です」
との話から始まりました。
参加いただいた企業の方が、
「◎◎の人を採用しても、◎ヶ月でやめてしまった」
「10年以上前からあれやこれややっています」
「正直諦めざるを得ないくらいどうしようもない」
との思いを絞り出すように語ってくださいました。
企業の方は「本当に苦労しているから、話し出したら遮ってしまうよ」
と、とても本音トークで話していただけます。
じょぶるの方からは、「わたしたちもここ数ヶ月で、長門市のたくさんの企業の方々と話していますし、県内での事例も多くもっています。貴重な2時間が意味のあるものになるように、思っていることをそのまま伝えてください」
とのこと、実際の広告例と採用例を紹介しながら、「事例から学ぶ」との形で内容を共有いただきます。
話しながら、最初は「載せても来ない」と言いつつ、
「若手がほしいのに、紙媒体に出していて、若手が見ているものをわたしがわかっていなかったのかもしれない」
との振り返りもあって、会話をしながら「これまでの経験を踏まえた採用」の話が進んでいく様は
とても意味のある内容と感じます。
「人が採用できない」
というのは、ほぼすべての地域で、ほぼすべての企業・団体で聞く話です。
ただそれは、誰でもいいわけではなく、仕事をする上で「必要な人」がいない、ということです。
では、必要な人材とはどんな方でしょうか?
元気で文句を言わず時間通り丁寧に一生懸命働いてくれる人でしょうか?
今の時代の採用とは、「来てほしい人物像」を明らかにし、その人に「ここで働いてみたい」と思ってもらえる求人で表現し、その情報をみてもらえるよう届けること。
十数年前までは、「人がたくさん」いて、企業が選べる時代でした。
今の時代は逆転し、「人」が一番貴重です。
そして、その貴重な「人」に活躍してもらうために、変化の早い中で、定着・活躍してくれるよう、人への投資、それは福利厚生だったりスキルを学ぶ、成長機会の提供が必要です。言うのは簡単ですが、実行するとなるととても難しいですね
どこに打開策があるのか?
事例をもつ方と、これまで最前線で採用活動をしていた方々にて一緒に話をすることはとても大切だと思います。
参加されての感想
地元の企業で、10名以上50名以下の企業から2社が参加。
基本はハローワークと、口コミで採用をされています。
時間中、これまで採用サービスを試しての結果や思いなどを、とてリアルに語ってくださいました。
2時間が過ぎたあと
・時代の変化に合わせて、決断をしていかないといけないのだと思っている。ここに来ているのは興味を持っているからであり、今日お話できて、理解が進んだように思う。まだすべて整理されたわけではないので、今度は個別にもっと話ができるとよい。また本来であれば、若手を連れてくるべきだったが、現場が忙しくてなかなか難しい。専任担当がいない中で、どう採用や定着を考えていくのか。今回、ほかの企業の方とも話ができたことで、共通する課題と、個別の課題があることも改めて感じられた。引き続きよろしくお願いします。
・今日来てみてよかった。補助金がある、というのを武器にできることを1つ1つやっていきたい。経営者に説明できるほどの理解を、まず自分がすることが大切だし、その機会を活かすために次に何をすればいいのかが明確になったように思う。補助金についても、不安に思っていたことが解消した。今日、参加して本当によかった。
「これまでの方法では採用できない」「一方で、広告費は潤沢にない」「結局◎◎」という現場での様子を共有いただきました。
それらを踏まえて、選択肢に何があって、リスクと可能性は何か?
ライバルではなく「地域全体」での採用力をあげていく、との思考で、情報共有をさせていただきながら切磋琢磨できればと思います。
引き続きよろしくお願い致します。
長門市では「地域の採用力強化」に向けて様々な支援を行っています!
長門市内での採用力強化に向けての、情報発信の1つとして、今回の企画を進めています。
以下2つもご確認ください。
(1点目)人材確保について、長門市の補助金があります。
【令和6年度人材確保・副業人材活用等支援事業費補助金のお知らせ:リンク】URL https://www.city.nagato.yamaguchi.jp/soshiki/13/53261.html
※条件がありますが、じょぶるの掲載についても、対象になっています。
(2点目)現在、長門市の特集ページを「じょぶる山口」に作ってもらっています。
↓↓長門市の特集ページです↓↓
特集ページのリンク 以下の画像は、2024.11.1取得 ※ここから3社増える予定です!
※移住定住に関する補助金の情報もまとめて掲載してもらっています
---------------------------------------------------------
長門市の企業の掲載があれば、基本リンクしていただく予定です。
【参考】Be win、長門市、長門商工会議所、ながと大津商工会との4者間で「雇用促進に関する連携協定」が締結 PRタイムズの記事
じょぶるさんは、掲載費用をもとにGoogleやyahooで表示されるように広告を打たれています。
WEB求人の仕組みを知ることで、利用される側が、狙いを持って「活用する」ことが大切と思います。
そして、掲載してみての結果の振り返りをもとに、試行錯誤をし続けることができたら
とても価値があるのではないかと思います。
これを機会に、webサイトを使う意味は何か
求人をする上での募集対象の明確化とはどうなされるものなのか
求人をどう記載し、どのルートで広報するのかなど。
地域企業がスキルを蓄え、採用戦略を行使する上で、お役に立てればと思います。
◎APPENDIX
▶日本全体の人口の減少について
日本の人口は、2020年代初めに年60万人減、2040年頃には年100万人減に達する見込みです。
┗【元データ】URL https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2021np/pdf/2021gaiyou.pdf
人口減少は出生率の低さが原因で、改善される見込みは薄く、年間出生数は2016年にはじめて100万人を切り、2022年には80万人を割りました。
また、2042年に65歳以上の高齢者数はピークを迎えると言われています。
┗【元データ】URL https://sdgs.yahoo.co.jp/originals/176.html#:~:text=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E3%81%AF%E3%80%812070,%E3%81%A8%E8%A8%80%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82
▶長門市の人口動態
RESASから、長門市のデータをダウンロードしてみました。【RESAS】URL https://resas.go.jp/#/13/13101
2024.11.1参照
2045年の人口ピラミッドは、女性の20~40代がとても少ないですね。
2つ下の図で、2045年の男女の人口がほぼ同じになっていますが、年齢分布は男女でまったく違いますね。
この予測通りになるのか、否か。
気になるところです。
過去の、長門市の人口ピラミッド
以下は、長門市人口ビジョン~改訂版~ 令和2年3月のP6の資料です。
2000年から2005年にかけて、たくさんの人が出たけど、うち5分の1くらいが20代になり戻ってきている。
しかし、その後は出ても戻ってきていない。
なお、50代60代あたりで一部戻る方が目立ちます。
これまでは、言い方が難しいですが、ほぼ自動的に20代に戻ってもらえてたけど、それがなくなったことで危機感をもって対策する中で、例えば「長門市しごとセンター」というような場所ができ、わたしたちNPOが活動しているのだと実感します。
今後も人口が減り続ける前提で、どう長門に今暮らしている方々が「暮らしやすい」場所にできるのでしょうか?
用語説明
転入とは、他の都道府県から住所を移して、ある都道府県の区域内に移り住むことを指します。一方、流入とは、ある地域に常住していない人が、その地域に通勤・通学することを指します。
流入・流出で、長門市以外から、長門に仕事や通学できている人が約2千人います。
逆に、長門から、ほかの市町に出ているのは2,500人いるのですね。
とくに、美祢市への流出の数の多さが目につきました。
皆さんは、感覚としていかがでしょうか?
国は、RESASというデータベースを整えています。
これをどう活用し、何を導くのか。
ご興味のある方々と、様々に情報交換できますと幸いです。