海洋テーマ・開催報告【第2弾】オンラインワークショップ「海洋プラスチックってなに?〜海を守るためにできることを考えよう〜」について(全3回)

こんにちは、つなぐ事務局です。

R4年度は、長門市の中高生の視野を広げること、コミュニケーション力を磨くこと、ICT機器をツールとして使う機会づくりに力を入れています。

そして、長門市で盛んな「海洋」と「林業」をテーマに、学校法人角川ドワンゴ学園の生徒と一緒に、ここ長門市の中高生も参加した『学び』の機会づくりを行っています。

今回は、オンラインワークショップです。

オンラインワークショップの面白さは、全国の同世代と同じテーマで話ができることと考えています。

学校や部活など長く一緒に過ごすメンバーとの対話もとても大切ですが、同時に、顔なじみではない同世代と対話をする機会もとても大切だと思います。オンライン会議システムが広がることで、地方においても、様々な地域の人と話すことができるようになっています。この面白さをどんどん楽しめる機会を作っていきたいと思います。

※リアルに、多世代と話すイベントとして『nagatoHYGGE』シリーズを実施しています。近いところでは8月19日に『大学生×nagatoHYGGE』を実施予定です。現在参加者募集中にて、ぜひご検討下さい。

そして、今回の目玉としては認定NPO法人開発教育協会の方が、ファシリテーターをされることと考えています。

スタッフもこういった場にご一緒するのは初めてなので、すごく楽しみです。

DAY1について

DAY1の流れは以下になります。ツールの近い方や連絡事項を伝えるオリエンテーションが終わり、各グループに分かれて自己紹介します。

DAY1とDAY2は同じチームになります。

DEARの方の画面です。すごくかわいらしいです。

海洋プラスチックについての、国連広報センター (UNIC Tokyo) の動画を見たりして、考えていきます。

※【閲覧注意】鳥の胃の中の映像が出たりするので、視聴にお気を付けください。

ワークショップは、4~5人のグループに分かれて行います。DAY1は「観察する」感じのワークです。

写真を見ながら、プラスチックについて話し合います。

例えば、小学校の多くで行われている「朝顔栽培」について。

よく見たら、植木鉢も、受け皿も、伸びるつるを受け止める鉢にさしてあるものなど、多くがプラスチックです。

参加者からは

「考えたことがなかったけど。海洋プラスチックを考えると、朝顔でなくてもいいのではないか」

などとの発言が出てきます。なんとも興味深いです。

その他、「安いからプラスチックを使う」、そもそも「プラスチックは清潔で使いやすい」、「逆に、プラスチックのない生活をするのが難しい」との意見も出ます。

意識しなければ「当たり前」だったことを、改めて考えてみると「気になること」になっていく。

そういう場面に立ち会えて、なんとも興味深い時間になりました。

DAY2について

DAY2もDEARの方がファシリテーターです。

今日は、簡単なロールプレイングがあって、それをもとに意見を出し合います。

用意された設定をもとに、自分なりにアレンジして話します。

途中、ウミドリに立候補した高校生、考えていたアドリブのセリフがとんで少し間が空きましたが、じっと次の発言を待ち、その後もウミドリさんへの質問が入り、それに役に徹して答える高校生。

緊張感もありつつ、不思議とあたたかい、居心地のよい空気感がありました。

ゴミ処理の話をしていて、ちなみに長門市では、燃えるごみの処理後の「灰」はどのように処理されるのですか?と質問が入りました。

焼却後の灰。

萩・長門清掃工場 はなもゆでは、埋め立てるのではなく「再利用」しています✨

平成27年3月31日に竣工した『萩・長門清掃工場 はなもゆ』のHPにも詳しいので、ご覧ください。(HPリンクはこちら)

以下2つの資料は、長 門 市 一般廃棄物処理基本計画 から。(参照2022.8.2時点)

PDFの31ページ目です

PDFの36ページ目です

なお、この資料の、前書きの部分には以下のような説明があります。今回を機に、改めてゴミ問題について、考えていきたいと思います。

第1節 計画の目的 

(略)本計画では市民、事業者、行政の 3 者や地域間での連携をさらに強化することにより持続可能な社会を実現し、「循環型社会のまち・ながと」を未来へつなぐことを目的とします。

ファシリテーターの皆さんの投げかけに対し、積極的に話そうとする方もいらっしゃるものの、どちらからというとチャットで発言に対して、ポジティブな反応をしてくれる感じがします。

場の設定や、参加したメンバーなどタイミングの寄るところもあると思いますが。

最近の中高生がこういう反応だと知ること自体が、すごく勉強になります。

やぎーさんのファシリは今日で終わりです。

次回は、学校法人角川ドワンゴ学園の方によるDAY3になります。

どんな感じになるのか楽しみです。

みんな、どんな活動をしてくるのでしょうか!!?

楽しみです。

DAY3について

今日は、1日目、2日目で得た知識をもとに、

プラスチック問題について行動してみたことを、ほかのみんなに共有する日です。(DAY1は8/1・DAY2は8/2で、DAY3は8/6です)

さあ、始まりました!

ある高校生の取り組んだこと

長門市から参加した高校生は、実際に海岸に行ってプラスチックの種類がどんなものがあるのか?
そしてどこから流れてくるのか?を調べ写真に撮影してきたそうです。

その生徒の調べるところでは、日本のものが多かったそうですが、中には韓国・中国・ロシアのものまで流れ着いていたそうです。

一番多かったプラスチックの種類は、飲食の関係だったようです。

高校生

普段気にしてみなかったが、調べてみると、こんなにも多くプラスチックのゴミがあって、すごく驚いた

チャットでの議論や反応もあって、盛り上がっています。

ここで、ある方から情報提供!

これは、魚が食べても消化されるとのこと!このバックはびっくりです!!

いくつかの情報を受けて、またグループに分かれてワークを行います。

お題①調べた事をワークシートに記載しグループワークで共有

お題②問いをたてて、みんなでできる施策を考えてみよう
1)巻き込む人数やターゲット
2)どんな施策ができるのか?
3)工夫することは?

グループワークでは、googleの無料で使える機能の『Jambord』を使います。

===========(ツール情報)=================

Jambord については、以下をご覧ください。リンク(参照:2022.8.8.11時時点)

==============(ツール情報以上)=======================================

あるグループの、Jambordです。

皆さんの施策を聞くだけでワクワクします!
・みんながゴミ拾いに興味を持つような、SNS投稿やプラゴミ削除につながるグッズ紹介、
・国の政策を変え、法律化してしまう
・全国にいる学生を巻き込む
・今回のようなワークショップにを小学校でする
など沢山の施策がでてきました。

今回のワークショップを通して、それぞれ、海洋問題について知り、学び、何かを感じた3日間となったと思います。

※※アンケートは別途共有します※※

ご参加いただいた皆様、企画いただいた学校法人角川ドワンゴ学園の皆さま、ご協力いただいている関係各位、改めて感謝申し上げます。

また、NPO法人つなぐのスタッフの皆さんも、本当にありがとうございます。

せっかくなので、昨年度、長門市の学校に通う高校生たちが企画した『クリーンプロジェクトin長門』を紹介します。

動画はこちらから

この動画は、ある方がクリーンプロジェクトに賛同し、動画にして下さいました!誠にありがとうございます。

行動を起こす人たちの応援を行い、住みよい場所「長門市」そして「日本」に向けて日々歩んでいきたいと思います。