R5年3月14日にトークフォークダンス&合同企業ガイダンスin長門を実施しました。

こんにちは!NPO法人つなぐです。

3月14日に、お天気に恵まれる中、イベントを開催しました!

内容を一部紹介します。

イベント開催の背景

長門市には、高校までありますが、進学や就職時に、多くの生徒が市外・県外に出て行ってしまう現実があります。

十数年前は、家庭を持ち子供を持つ頃に、長門市に戻ってこられる方もいましたが。

ここ最近はその数も減っています。

何か打てる手はないのか?

ある高校生が「大人は長門市に残ってほしいというけれど、私たちは長門市にどんな会社やどんな働き方があるのか知らない」と話してくれました。

それをきっかけに「長門市にある仕事を知ってもらう機会をつくろう」とのこと、NPO法人つなぐが結成され、長門市しごとセンターという建物を拠点に活動を始めました。2018年のことです。

そして、それまで福岡県や広島県、山陽側で開催される大規模な『合同企業ガイダンス』を、当時人口3.6万人ほどだった長門市で、独自で開くようになりました。

高校生の新卒での就職活動は、大学生や中途の方のやり方と全く違います。まずはルールを調べ、何をして良くて何をしていけないのかを明確にし、その中で出来ることを考えています。

そして、コロナ禍、長門市しごとセンターが休館せざるを得ず、イベントなども中止になる中、企画したのが【進路を考える若者に贈る『地域企業ガイドブック』】の作成でした。

前置きが大変長くなりました。

午前はトークフォークダンス!

『合同企業ガイダンスin長門』は、授業の一環で生徒が来ます。進路を担当する先生方の「長門市および周辺の企業についても知った上で、進路選択をしてほしい」という思いを受けて、様々な工夫をしています。

その一環で「合同ガイダンスという企業代表というだけでなはく、人生の先輩として語りあう」時間をつくりたい、とのことで2022年6月実施のガイダンスで企画したものです。この時は、参加予定の高校での新型コロナウイルス感染拡大により、中止となりました。

しかし、せっかくなので、次の機会にあたる、2023年3月のタイミングで、実施することになりました。

企画者本人は、ネットでこういった情報を見ただけで、参加したことはありません。

目的は「参加企業と高校生が話しやすい雰囲気になる時間にしたい」です。どうしたら実現できるのかをとにかく考えて、企画をすすめました。

まずはルールの説明から

合同企業ガイダンスin長門

今回は、副市長が挨拶に来ていただきました。ありがとうございます。

合同企業ガイダンスin長門の特徴

◎長門高校の生徒が来てくれます。進学・就職どちらの生徒も参加してくれるのがポイントです。でも高校生なので、採用活動は解禁日以降になります。

◎「就職」の前段階の、会社PRとして、この合同企業ガイダンスを実施しています。

参加される企業と「事前マッチング」を行っています。

アンケート結果について 

◎生徒からのアンケートの回答です。

98%が「参考になった」との回答でした。

とくに、進学予定の生徒において「すごく参考になった」との回答が多くなりました。これを意図しての企画だったので、大変嬉しく感じています。

事前マッチングについて

92%の生徒が、事前マッチングに沿って、ブースを訪れてくれたようです。

生徒の皆さんから、全体の感想をいただきました。一部ご紹介します!


・ためになった


・楽しく参加できてよかった。午前中のような質問を実際に聞く機会がないので、多くの大人の方たちと話せて貴重な時間になった。
・午前中は仕事以外の大人の方と話が出来て楽しかったし、勉強になることも多かった。4つの企業の話が聞けて良かった。

・午前中に話す機会があったので、知らないことがたくさん知れてよかったし、楽しかった。
・自分が知っている会社、知らない会社などからすごくためになる話が聞けたので良かった。
・たくさんの仕事について聞けて良かったのと、楽しかった。
・企業の人と話をする機会というのは少ないので、今回のイベントはとても自分のためになった。
・いろんな話を聞けて良かった。

・いろんな企業さんの話を聞けてとてもいい経験になった。
・自分のためになることばかりですごくいい時間になりました。
・企業さんと振られたお題の話をするのは、最初はとても緊張したけれど話していくうちに楽しくなっていた。
・色々な会社があることを知れたのでよい経験だと思った。
・いろんな職業があることを改めて感じた。

・将来のためになるようなイベントで進学か就職について悩みそうになっていたけど、将来自分がなりたいことについて知ることができてよかったと思う。


・面白かった。

・いろんな仕事のことを聞けてとても自分のためになったと思う。
・どの企業も分かりやすく説明して下さって優しく接してくれてとてもよかった。
・普段話さない大人達とたくさん話せてよい経験だと思った。
・今まで自分の視野になかった企業もこれからの進路の視野に入ったのでとてもいい機会だった。
・今日の話を聞いて、初めは緊張していたけど、だんだん話して緊張が解けたのでよかった。
・様々な企業の方と話をして勉強になった。
・人生の先輩方に様々な価値観があることを教えてもらった。とても貴重な体験だった。
・色々な企業があるんだなと思った。
・いろんな人と話せてよかったと思った。

・最初の話し合いなども含めてとてもよかったと思った。とくに最初にしたトークフォークダンスはとても有意義だと思った。ふだん知れないようなことも知れてとても参考になった。
・午前中にあったイベントの時間が短くてあまり話せなかった。
・なかなか話を聞く体験がないので、分からない事を合同企業ガイダンスで聞けて良かった。

・私は進学して保育士になろうと思っているけど、様々な企業の話を聞いてとても参考になった。


・就職したときのことを考える上で参考になった。
・自分にとってよい経験になった。
・すごく自分にとってためになったし、楽しかった。
・色々なことが聞けて良かった。
・午前中からイベントに参加できてよかった。
・企業のことがよく分かったので、参考にしたい。
・多くの企業があり、将来を考えるきっかけになった。トークフォークダンスで大人の方々と話が出来て新鮮だった。

・普段、先生や家族以外の大人と話す機会がないから、よい経験になった。


・いろんな職種があり、様々な話を聞くことができ、色々な視点があり、とてもよかった。
・とても参考になった。いい話を聞けた。
・市内の仕事について少し理解できた。
・質問をするとすごく真剣に答えて下さり、とてもいいお話を聞くことが出来た。

・いろいろな企業の話が聞けて良かった。
・とても楽しかった。
・貴重な機会で、大人の人の話をたくさん聞けたので良かった。
・いろんな企業の人と話せてとても楽しかったし、どの人も優しかった。就職に参考にしたい。
・あまり知らない会社のことでも詳しく知ることができた。

・たくさんの仕事を知ることができて、いろんなものに興味が湧いた。もっとたくさん見学にも行ってみたいと思った。
・保育系の仕事の話も聞いてみたかったけど、他の職種の話を聞けて良かった。
・色々な企業の話を聞けて良かった。


・たくさんの企業の話を聞けて前よりも進路について考えられるようになった。

・地域の企業を知れるいい機会だと思った。
・すごかった。
・とてもいい時間になった。
・長門市内の会社などを少し理解できた。

感想までしっかり書き込んでいただき、ありがとうございました。これまでアンケートをいただく中で、今回初めて9割近い方々に「全体へのコメント」を記載いただき、トークフォークダンスをしてよかったのだと安心しました。

参加企業のアンケート結果

<項目>
[事前マッチング(生徒に、予めどのブースに行くかマッチングしていること)]
[1回15分という時間]
[4回という回数]
[『パイセン』の作成・配布]
[合同企業ガイダンスin長門、全体について]

トークフォークダンスに関して、上記回答の理由をお知らせください(回答8件)

・午後の部に入り易いです。
・学生さんとのアイスブレイクに繋がった
・大人からの一方通行ではなく、会話形式であることが良かった。
・お互いに楽しく、コミュニケーションを図ることができました
・最初に高校生と企業側が気軽に話ができる機会であり、大変良かったと思います。高校生があまり話をしないのではないかと危惧しておりましたが、高校生が2人~3人のグループにしたことで高校生の方がどんどん話しかけてくれて大変良かったと思います。
・午前で緊張がほぐれていたため、午後の説明会にもリラックスして参加されていたように思います。
・説明会を前に話し易くする目的? → 十分にコミュニケーションできる生徒たち
・希望企業のアンケート時などに大人と話してみたいトークテーマを募集すると、高校生により興味を持ってもらえるのではないかと感じました。

合同企業ガイダンス運営や進行についてのご意見、その他採用に関わることでご希望などありましたら、お聞かせ下さい。(一部抜粋)

・この度は誠にありがとうございました。事前のご案内や当日の進行でも細やかにご対応いただきまして、学生とのコミュニケーションもしっかりと取れる良いイベントでした。今後ともよろしくお願いいたします。

・運営時間の制限がありますが、トークフォークダンスと企業ガイダンスの間に昼食時間がありましたが、続けて行った方がトークフォークダンスの良い雰囲気をガイダンスに持ってこれると思います。最初から企業ブースを設けて、学生(5人程度)がいろいろなテーマで各ブースを1周して廻るようにすれば、時間を短縮できると思います。ただし、ブースにすれば学生にすれば少し堅苦しいかもしれません。

・地元の子供たちなので、極力参加し、色々お話ししたいとは思いますが、やはり1日拘束のイベントになると業務の都合上なかなか参加が難しいです。

・ブースに来ている子供達の希望職種や進路等が提示して頂けると、色々な角度から話し易いのですが分からないため漠然とした話になってしまいました。トークフォークダンスに参加していれば、コミュニケーションがもう少し取れたと思いますが、なかなか本人達の意向を聞き出すには時間的に短く難しかったです。

・是非、これからも続けて頂きたい 

事務局

たくさんにご協力、そして振り返りの共有をいただきました。誠にありがとうございます。

今回、「トークフォークダンス」に初挑戦しました。しかも90分近い長い時間でした。狙いは参加される皆さんに「長門市で『たて』でも『よこ』でもない、『ななめの関係』を作ってもらうことでした。心配もありつつ、しかしそれ以上に「楽しかった」「いろんな会話が出来た」「将来を考えるヒントになった」とのお話があり、来年度も企画をしたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

準備と片付け

長門市役所の方々、そしてガイダンスに参加している企業の方、準備のときは有志の高校生たちも、設営を手伝ってくれました!

誠にありがとうございます。

第10回にして、とても美しく、全面にマットを敷くことができました!

設営の時間に、交代で休憩をとりました。

片付けるときは、マットを巻き込む機会が2台しかなく(もう少しあるのですが芯が足りず)手動で巻き取る方々も!

さいごに

R5年度も、こういった「知り合う」「対話する」機会づくりを企画したいと思います。

今、どのようなことをするとよいのか考えております。

ご注目いただけると幸いです。

今後ともどうかよろしくお願いいたします。