コクリエーションベース カラムさんへ、自己実現meetUPはじめ共創プロジェクトの取り組みについて伺ってきました

こんにちは!NPO法人つなぐ事務局です。

長門市しごとセンターは、長門市の所有する建物です。NPOに運営を委託しています。

公設民営には、よさと難しさがあると感じますが、「場」の運営や、人材育成分野での収益化の難しさを感じています。

そんな試行錯誤がある中で、思いを持つオーナーが自ら「民設」で開設運営されているカラムさんに学びに伺いました。

柳井市で場づくりをされている『カラム』に伺いました。

・柳井市 カラム 堀江さん 公式HPリンク https://www.cws-column.net/

堀江さんは、2015年ころから周南市でカラムを運営されていました。

Webデザインの仕事をしていて、それが起点で勉強会やつながる仕組み、最先端にふれる機会としてコワーキングをオープン。

マイクロソフトとのつながりや、徳山高専が近かったこともあり、IT活用をテーマにたくさんの人が出入りしていたそうです。(コロナ前に、周南市にお邪魔したことがあります。天井が高く、ドローンや3Dプリンターがあり、すでにエアレジも導入されていて、すごく刺激的でした)

3年前に訳あって移転が必要になり、県内の市町に相談する中で、柳井市にご縁があった。(が、補助金などを受けるわけではない)

コロナ禍もあり、駅から7分とはいえ場所の不便さもあり。

今は、月契約の方を中心に、会社や個人がやりたいことを実現する月1回の「自己実現meetUP」というイベントや、次世代育成に力を入れてらっしゃいました。

これがもう伺うほどに興味深い思いと仕掛けがあって、まさに「これ」を長門市でも実施したいと思います。

※コワーキングスペースについては9:30~21:30までオープンし、電子認証キーやカメラを駆使して、お金をかけすぎず、マンパワーもかけすぎない「場の運営」をなさっていて、とても目からうろこでした。

\ここがすごい✨

「今の子どもたちが本気でやりたいことを起点にする」「学校の枠にハマれないけどエネルギーをもつ子と一緒にやりたい」

数は少ないかもしれないけど、本気で取り組む同士で話ができるとすごくわくわくするし、彼ら彼女らが大人になったとき、いい思い出とともに山口県のこと思い出して何かできることをしようって思ってくれたなら最高だと思っている。

(例えば、ゲームが好き、という子はたくさんあるけど、それを超えて、eスポーツの世界での優勝目指して一人でモクモク努力してるような子)

「お金を出してあげられないけど、その分野の人と繋いだり、次のステージに進んでも定期的に情報交換して『恩送り』ではないけど、つながりを作る」

→ 目的は、持続可能な地域。

ここで働く人がいて、税を納めることで、社会インフラが維持される。そういう全体の循環の起点は「人とつながり」。わたしができることは微々たることなのかもしれないけど、誰かがやらないといけないと思っているし、この仕事をしていてとても楽しい (稼ぎは厳しいけど)

今は、堀江さん自身が好きでもある「車」と「自転車」、そしてデジタル活用や、ご縁があった「台湾との交流」などに力を入れていらっしゃるそうです。

つなぐスタッフ

コワーキングスペースをご活用されている、井上さん(写真前列の真ん中左)という方とも話をしました。要約させていただくと

「昨年の日台教育交流につづいて、今年の8/20には日台教育交流企画として『esportsとAIプログラミングを組み合わせした自動運転レース選手権』を山口県にて開催します。台湾側はオンライン参加の予定です。

協賛企業と学生選手募集して、山口県内企業&学生選手でバーチャルでレース競走をします(柳井市や萩市など各所から興味のある企業&学生が参加予定)。」


→もし長門市でも自動車つながりでご興味あれば参加いただければと思いますとの!車に興味のある高校生がいたらつなげたいです。

なお、井上さんや堀江さんらが、こういう企業との連携プロジェクトをされる理由は「産学共創チーム選手権=自動運転レース選手権はその一つ」を行う理由としては、学生と企業の共創チーム活動を行うことで、就活マッチング、学生の興味や関心性格ももとにしたうえでの「地元就職&活躍」にもつながっていけばよいと考えていてのことだそうです。

当法人では、高校生とつながっても数年で卒業していくさみしさと、循環していかないことへの悔しさを感じていました。卒業後もオンラインを活用しつながり、今何を考え、どんなことをしているのかを知るようにしている、というのはおっしゃる通りでした。

それはとてもすごい大切なことだと感じました!

昨年度3名の学生を、台湾へ視察ツアーに連れて行ったそうです!
中には、高級な椅子!長時間作業しても疲れにくいそうです!

NPO法人つなぐのスタッフとして思うこと

いろんなことが印象に残りつつ、1番思ったのは

「ほどよい田舎で、思いを持つ人と、サクサク動くWi-Fiと、本があるほうがイノベーションに至る可能性が大きいのかも」

との感覚です。

✨

つなぐでは、先日、起業に興味のある大人(高校生以上)と「起業した人の話を聞こう」との企画で、周防大島に行きました。

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また、小学生らとともに、「科学を学んで、長門市の理想の未来とは何かを考えよう」との企画で、北九州市と福岡市の科学館を見学しました。

福岡県の施設は、どちらもでかい建物で快適でカッコイイ場所でした。

なお、福岡市の科学館には「自由スペース」があって、高校生が勉強しに来ていました。

ただ、大きい場所は「機能的」ですが、知らない人同士の会話はありません。目的達成のための目的地(我々は、科学展示を見る、来ていた高校生は自習する、だけ)。

なんとなくもやもやしていた感覚が、カラムの堀江さんの話を聞いてひらめきに近い感覚だったのですが、

カラムさん、周防大島でも、もちろん当法人でも訪れた人が、スタッフやほかの利用者と会話して

「ランチにおすすめの場所ありますか?」

みたいなものから始まり、

「なんでここに?」

「それいいですね」

「よければ今度、〇△しませんか?」

なとなどの会話とか、つながりが作り出されています。

それは、ドロップイン(1時間から予約なしで誰でも利用可能)というサービスを提供するオープンな施設でも、「関係性」を重視する施設でも、やり方は違えど同じ方向性であるように思いました。

✨

話が飛ぶようですが、

過疎の町、徳島県の神山町がヒットした1つは、個人的に、古民家と大自然の中で、高速wi-fiがあってことに加え。

同時にアーティストもウエルカムになっててよくわからないアートを作って嬉しそうにしていたり、町民も優しく、誰でもやりたいことを自由にやって良い「環境」があったからと思います。(神山町はいったことがなく、資料などを読む限りでの知識です)

そして、思えば、

長門市にも、いろんな「#前向きさ」を応援する空気があり、移住者ウエルカムの雰囲気があり、「#みんな違ってみんないい」との価値観(?)が言語化され浸透しています。

都会の人がわざわざその地域に「移住」するのは何故か?

ルーツがある、パートナーのルーツがある、というのが筆頭と思います。そのほか、豊かな自然と、観測上と理屈的に災害が少ないことはもちろん。まちが、前向きな挑戦をしている雰囲気で、自分をウェルカムとしてくれたゆえなのではないかと思います。

✨

都会ほど、タイパコスパ重視ではないこと。つながりがあり「ふるさと」という意識があること。

#足りない」ことがあるから考えるモチベーションになるのかも、との仮説を実証してみたいと思います。

このたびも、貴重な機会をありがとうございました。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

<お知らせ>

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こんにちは!NPO法人つなぐ事務局です。 企画概要 【日時】2024年 8/25,9/1、9/8、9/15、9/22 各13:00~16:00   各回、様々なゲストをお呼びします。また、ミライ…

実は、まだ参加申し込みがなく、凹んでしまいます。

しかし、内容は確かなものであると感じています。

信念持って取り組みたいと思います。

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