Kocoプロ『ふくつみれ』大きく全3回の販売を終了しました!

こんにちは!中高生の「やりたいこと」をなんらか地域の企業の皆様と連携して応援したい、NPO法人つなぐです。

今回は、Kocoプロの活動の紹介です!!

長門が大好きな二人が中心になり、「長門産の美味しいお土産を作って、地域経済に貢献したい」「長門だから食べられるものにして、訪れた人も・帰省した人も嬉しくなるものにしたい」との思いで取り組んでいます。

―はじまり

昨年度、高校1年生が、先輩に連れられて当法人に来てくれました。

そのとき「食に関わる何かで、長門が元気になることをしたい」と言ってくれた山下さん。

それを当法人副理事長で、きらくの取締役で料理人の白石迅さんに伝えると「いいねえ。どうせなら長門を代表するようなものを作れると面白いね。イメージとかある?」と。

山下さんは、すぐにアイデアを3つ絵に描いて持ってきてくれました。

商品開発の経緯については、webページにまとめましたので、それをご覧いただけますと幸いです。

Kocoプロ 「ふくつみれ」冷凍パック販売に込めた思い

(略)

11月3日(月・祝)道の駅センザキッチン内での試食販売

道のセンザキッチンの運営を行う 長州ながと水産の方に協力を得て、祝日の午前に場所をお借りしました。

きらくさんの協力を得て、本日の試食である「ふくつみれを使った味噌スープ」を作ってもらいました。

9時になり、試食販売開始です!

目標100パックを掲げて、結果121パックの販売になりました。

試食では、200人近い方に食べていただきました。

なんと、ちょうど100パック目を購入したのは、販売スタッフの1人。

お客様が落ち着いたタイミングで、自分家用に購入したのがちょうど100食目でした!

つなぐスタッフ

100パック目を購入した彼は、祭りのときも8月の販売の時も、今回も手伝いに来てくれました。理由を聞いてみると

「自分が何かをしようとするとき、手伝ってもらえることがとても嬉しかった。今回、二人が頑張っているのを知って、自分でできることなら手伝いたいと思った」「ほかメンバーに助けられて、自分も声を出せた。お客さんに買ってもらえた時、自分が袋を開ける役をして、入れってくれる人がいて、そういう掛け合いも楽しかったから、自分も楽しんでました」との話をしてくれました。

面接での回答みたいにきれいで驚きつつ、話している本人は肩に力の入っていない感じで「役に立ったならいいんですけど」みたいにやさしそうに話してくれます。

日本の未来は明るい、という思いです。

同時に、若者が人生を歩む中でどうしようもない壁が多々あるだろうけど、もし何かで困ったときに思い出してきてくれたら嬉しいし、その時「人生の先輩」として何等か勇気づけられる存在になりたいとも思いました。

その後、所属する学校の副校長先生が2回目の購入に来てくださいました!

「試食すっごくおいしかったから」とのこと、お一人で合計10パックご購入いただいており感謝です。

目標の100パック超えた記念の写真

前回は、半日ずつ2日に渡って104個を販売。今回は、半日で121個を販売!

時期的なものもあるかもしれませんが、おいしさへの手ごたえを感じることができました。

これからKocoプロのお二人には、商品開発~販売までやってみてこの体験から何を学んだのかについてまとめてもらいます。(山口県の行う『やまぐち若者MY PROJECT』に挑戦することで言語化や、他者からのアドバイス・評価を受ける予定です)

言語化を試みることで、学びを深めてもらいたいと思っています。

8月9日(土)10日(日)道の駅センザキッチン内での試食販売

3連休の初日と中日に、センザキッチンさんに場所をお借りして、冷凍パックの販売を行いました!

↓長門市役所の広報の方による撮影(facebookより)

真夏の暑い中でしたが、目標としていた冷凍パック104個を売り切りました!

◎「食を通じて長門を元気にしたい」山下さんのコメント

 多くの人に知って食べてもらい、家に帰っても味わって欲しいという思いから事前広告を作ったり、ふくつみれの魅力を知っていただけるようにPOP作りをしたりしました。しかし、冷凍販売となるため躊躇うお客さんが多く、数個しか売れないのかという声もでていました。

 不安の中センザキッチンでの販売が始まりました。緊張する声出しからお客さんがきて試食をし、美味しい!買います!という行動に一気に不安から嬉しい気持ちでいっぱいになりました。直接販売だからこそ、お客さんの自然な表情が見れて、素直な意見をきくことができました。

 2日目では、なんと目標の104個を時間内に売り切ることができて驚きました。それでも時間いっぱい試食だけでも美味しさを届けようと頑張りました。あるお客さんからは、買い方や次についての話を質問して頂き、商品の価値から求めてくれるということを知れて嬉しかったです。また、以前のお祭りでは数とお金が一致することができなかったという反省から今回は無事2日間きっちり一致することができ、商売としても学びました。

 しかし、私たちの目標で誰も損をさせないということは、人件費や細かいのを考えるとまだ難しく、商売することの大変さを実感しました。これからもふくつみれの魅力を発信し、ふるさと納税の人気商品となり、長門市に貢献します。

◎経済・マーケティングの視点をもって地域活性の一端を担いたいという小林さんのコメント

 つみれの冷凍販売は難しいと見識者から言われていた今回のふくつみれ販売でしたが、パッキングした104個を2日間で完売することができたのが、一番嬉しい成果でした。 一方で、試食用のつみれが2時間ほどで冷めてしまい、本来の美味しさを十分に伝えられなかった点は少し残念でした。

 やはり人が集まっていないと、さらに人が来にくくなると感じたので、子ども向けの企画など、人を呼び込みやすくする工夫が必要だと思いました。 お客さんに食べてもらった際、「美味しい」と言っていただき、その場で購入してくださったことがとても印象に残っています。1日目には多くの大人の方から取材を受け、記事にも取り上げていただき、大変ありがたく感じました。最初は声掛けに緊張していましたが、仲間がそばにいてくれたおかげで徐々に慣れ、多くのお客さんと積極的にコミュニケーションを取れるようになり、自分の成長を実感しました。

 今回は長門の偉大な大人の方々のご協力により、通常なら必要となる経費を負担せずに済みました。それを考慮すると利益はマイナスでしたが、ビジネスの難しさと同時に、その奥深さや面白さを学びました。  

 このプロジェクトでは、普段関わる機会の少ない社会人の方々と関わりを持つことができるのが魅力だと感じています。これからも挑戦できることには積極的に取り組んでいきたいです。

↑「偉大な」大人の方々のご協力、との表現は少し表現が誇張にすぎる気もします。

 ただ、工場から納品されたものを、許可のあるきちんとした工場で冷凍パックする際のレンタル料、運送料、場所をお借りした場合の成功報酬、販売スタッフの時給をしっかり考えていくと、利益はあってないような状況です。

 実際にビジネスする場合に、どこにどうお金をかけるのか?

 リアルに体験したからこそ、今後考える際には大きなヒントになるのではないかと思います。

真空パックへの、パック詰めも自分たちでしていました。

7月19日 湊花火大会での販売

夏休みに帰省してくるであろう方々や、観光で来る方々に「長門のものっておいしいね」って思ってもらえるように、花火大会の屋台販売に挑戦しました!

きらくんさんの監督のもと行っています。

販促グッズについては、高校生が作って、それを長門市しごとセンターで印刷しました。

やはりオリジナルTシャツほしいね、とのことで。高校生がデザインし、長門で「刺繍や」として活動するうたおりさんに依頼して作成!この経費は、ふくつみれの売上から出しました!

商品開発の過程

以下は、ふくつみれになるまでの過程の様子です。

取材もいただきました

毎日新聞の方です!ありがとうございました!

さいごに、このような活動を仕事としてできる「NPO法人つなぐ」で働けることを嬉しく思っています。

そして、高校生の活動や当法人のことも応援してくださるすべての方々にお礼申し上げます。