実施しました【女性管理職との座談会】

こんにちは!NPO法人つなぐスタッフです。

女性活躍社会の実現に向けたイベントをするにあたって、あれやこれや話す中で

「長門市内のいろんなところで「女性」が活躍しているし、目に見えて管理職の方も増えてるね」

でもお仕事の話を聞く機会ってあんまりないね?

しっかり聞いてみたいね

と盛り上がりました。

そこで、職業自体は知っているけど、なかなか深い話を伺ったことのない業界の異なる方々にお越しいただけると良いとのことで、方向性が決まり準備を始めました。

↓↓企画についてはこちらから↓↓

2025年2月1日(土)14~16時‗女性管理職との座談会

こんにちは!NPO法人つなぐです。 つなぐでは、長門市でイキイキ働く人を増やしたいと考えています。 そのためには、働く人が『家庭も仕事』もどちらも大切にできることが…

17名の申し込みがあり、当日参加も含め、15名の方々に実際にお越しいただきました。

誠にありがとうございます。

◆全体の流れ◆

14:  05~15 : 10      ①座談会

 ┗自己紹介や皆さんからのご意見等を引き出します。

(休憩)

15 : 15~15: 45       ②グループトーク   

 ┗3名のゲストがグループに入りますので、自由に意見交換タイム

その後、アンケート記入をし、16:00に終了予定

「自己紹介」と「管理職になった経緯」について

※本当にすてきなお話を伺いました。うまくまとめられず、スタッフのメモをもとに、一部紹介させていただきます。なお、記憶を元にしているので、話した内容そのままではないことをご了承ください。

(船崎さん)自己紹介の最初は    船崎が行います。

私は、本日の司会を務めます、株式会社ライフスタイル研究所の船崎美智子と申します。どうぞよろしくお願いいたします。  

自身で立ち上げた株式会社の社長をしており、NPOの理事もしており、郷土の絵本を作って寄贈したりしています。またアルクリテールパートナーの外部取締役なども担っています。

大学でも教えています。

NPOx企業x大学X女性起業家のつながりづくり をしています。

↑ご自身が立ち上げた会社について

船崎さんのご活躍はたびたび目にしています。改めてこうして拝見し、本当にご活躍でかつパワフルでいらっしゃるなあとしみじみ感じています。司会をお引き受けいただき本当にありがとうございます。


油谷湾温泉    ホテル楊貴館社長      岡藤智加子さん   お願いします。管理職になったときの気持ちも教えてください。

(岡藤さん)

下関出身     長門市に嫁いで来て40年以上です。

4人の子がおりますし。介護も行っていました。

社員としての経験がなく、介護と障害児療育を「仕事」と称していました。

19年前に夫が亡くなり、土木建設業の岡藤組とホテル楊貴館の社長として経営に携わることになりました。

なお、家業だったので。いわゆる管理職という感じとは違うのかもしれないと感じつつ。

人材確保の難しさを感じていますし、何かを進めるとき「決断」を行っています。

公共工事の建設業とホテル業は   似てないようだけど、考えてみると「ココでしかできない地域に根付いた仕事」なんだと感じています。

家業をすることで、地域を守ることになる、地域が活性化する地域とつながる仕事だと思っています。

自分が望んで管理職になったわけではなくて。
女性だから、とかそういう苦労もなくて「背水の陣」でやっている気がします。

「大変」というのがよくわからないというか、何がわからないのかがわからないままに、できることを1つずつやっていて、大変だっていう記憶がない

娘から「お母さんは好きで社長をやったんでしょ。拒否する権利はあったはずだ」と言われたのがすごく記憶に残っています。そうか、わたしは自分の意思で「引き受けた」のだなあと。

それから、ますます「文句を言わないようにしよう」って思っています。


(船崎さん)ありがとうございました。

長門市立日置中学校校長 櫻井敬子さん       自己紹介をお願いします。管理職になったときの気持ちも教えてください。


(櫻井さん)

※長門市の歌を歌う♬美声でした。

皆さん、長門市の歌、というのがあるのをご存じですか?

わたしは、音楽の教師として県内の小学校や中学校、教育支援センターでも勤務してきました。長門市立日置中学校に赴任することになり長門に来ました。

長門市民になって3年です。

教員とは、子どもの人生に関わる、子どもの成長に関わる喜びがあります。管理職となると、学校を代表し、保護者だけでなく地域の方々はじめ外ともつながることになります。

いち教師としてある小学校に赴任していたときの校長先生が大変尊敬できる方でした。

大きな声で叱るのではない、理由も伝えるただ怒るのではない指導をされていました。

その校長先生から「自分が管理職に誘われたときに、断れなかった」という話を聞いていました。はいかYESしかないのだと。

そして、臨んだわけで鼻ありませんが、その方から「管理職試験を受けてみませんか」とお声がけいただきました。

はいかYESしかないと学んでいたこともあり、「はい」と答えました。

自分自身やらされたって気持ちではないものの、望んでなくても、前向きに受けてもらえるような言い方ができる管理職になりたいと思っています。

教頭という立場のときは、最後に校長先生という決断する人がいました。校長という立場になり、学校を代表することになって、それこそ1年目は震えました。3年経って、やっとこの仕事の喜び感じつつありますが、日々勉強と思っています。


(船崎さん)ありがとうございました。

医療法人社団成践会 岡田病院 看護部長 石井恵子さんお願いします。管理職になったときの気持ちも教えてください。

(石井さん)

俵山出身です。

結婚して、油谷の人間になりました。
看護師として40年、看護部長になって5年目です。
採用関係や育成も担っています。自分が看護師になったときと時代が違うので、日々悩みながらやっています。

岡田病院の紹介も。

岡田病院では夜勤勤務もあるのですが、結構早いうちから2交代制をとっていて、夜勤は19時半からの勤務です。当時は、3交代制が多かったので、先進的でした。当時の院長が、若い女性を夜遅くに帰らせるようなシフトはよくない、って考えでした。子育てしている女性も多い中で、子どもがまだ起きている時間に仕事に行くって言うのはすごく大変です。だから19時半からの勤務というのは、看護師の仕事をする上で、働きやすさの1つだと思っています。


看護の喜びとは、患者さんによりそうこと。命を守ることであり、人生を守ることなんだと思っています。

尊敬する先輩に誘われて、今の岡田病院に移りました。子どもも3人生まれたけど、義両親がいてくれました。今になって、娘から「お母さん、家にいなかったよね」と言われました。自分は仕事に邁進していて、でもすべてに頑張っているつもりだったので、子どもにはそう思われていたのかと驚きました。

そういった娘も、看護師になったので、結果としてはいい感じだったのだと思っています。

役職についたきっかけですが、当時の役職者が引退するにあたり「次はあなたよ」って言われました。
役職を望んでいたわけではないものの、その仕事ぶりからたくさん学ばせてもらっていました。
どこかで役職者のことを意識していたのかもしれない。

引き受けたらすぐコロナとかあって必死でした。


(船崎さん)
今、コロナ禍の話を石井さんが少し伝えてくださいました。
管理職であれば、いろいろな場面で課題解決や判断を求められます。それぞれのお立場で、その時どんな風に対処されたのか、壁を乗り越えられたのか、教えてください。
医療も、建設業も、ホテルも大変だったと思うのですが。学校はいかがでしたでしょうか?

※※ここからのお話も素晴らしかったです。

今後も、活躍される方々のお話を聞く機会を作っていきたいと思います。

その際には、ご参加いただけますと幸いです。

座談会の様子

ゲストスピーカーの方に、各テーブルに着席してもらい、少人数でのグループトークを行いました。

15分×2回の実施です。

話した内容は、スタッフにてメモさせていただきました。

ラスト、3人の方からの感想をいっていただきました。終始、あたたかい空気に包まれました。

アンケート結果

15名、全員が回答をくださいました。フリー項目も多かったのですが、たくさん書いてくださいました。本当にありがとうございます。

◎印象に残ったことをお知らせください_(ホテル・建設)岡藤智加子さん

・解決しない事は考えない
・できることに目を向ける幸せの数を数える
・経営者として心構え、視座の高さとお客様そして働くスタッフへの思いやりがとても素敵でした。
・幸せの数を数えるとかいいな。
・子供さんからの一言 好きでなったんでしょ!
・相手の立場、状況を考えることが大事❗ そのために、自分が元気でいることも管理職として大事❗
・笑顔がとても魅力的でした。ありがとうございました。
・差し入れのお菓子、ごちそうさまでした。おいしく頂きました。初めてお話を伺いましたが、リーダーシップがあり、とても器の大きな方だと感じました。尊敬いたします。
・日本に生まれてきただけで恵まれていると言う言葉にハッとしました。心に余裕がなくなった時、岡藤さんの言葉を思い出し日々に感謝していきたいと思いました。
・今の幸せを感じて生きること 任せる力
・始めの感想に書いたとおりです。いつの間に70歳を超えられていてびっくりしました。

◎印象に残ったことをお知らせください_(中学校長)櫻井敬子さん

・親にも言えないことを言える、そんな役割を担える先生
・最後の決断
・とにかく、話を聞く。あなたの言うことは分かったよ!と共感する。そして、こちらの話をする。
・すごく安心感がありました。ありがとうございました。
・苦手な相手でも一度受け止めて、聞き入れる姿勢をとるということ
 教員ということもあり参加者へ向けて、寄り添う姿勢がとても印象にのこりました。
・同じテーブルでお話を聞かせていただき、先生の心の動きや思いがとても共感できました。
・はいかYESの選択肢のお話で、指導の方がとても人間的に素晴らしい人だったからという話を伺いました。私も部下たちに対してそう思って貰える人になりたいと思いました。
・歌声、美しさ、おおらかさ、優しさ、リーダーシップ櫻井校長先生のおかげで日置が明るくなりました。
・人を惹きつけるスピーチ力に感動。説得よりも納得の言葉をメモして帰りました。

・お話ができなかったのですが、お歌が上手いこと、そしてスピーチがとても聞きやすく抑揚がありワクワクしました!次回はゆっくりお話ししてみたいです!

◎印象に残ったことをお知らせください_(看護師)石井恵子さん

・折り紙がコミュニケーションが取れるんだと気付かされました!折り紙を持ち歩こうと思いました。

・女性同士のトラブルも付き物。そういう時はメンターの立場として(一部省略)どういう人物か深掘りしたうえで対応の仕方を考える。
・聞く、思う、伝える
・部下や同僚人との接触機会は話すこと以外にも手段がある
・折り紙って良いな
・コロナ化での対策。
・鶴で人とつながる。医師、看護士といった、自分の仕事のテリトリー以外の強みをもって、人に興味をもってもらう、人とつながる。
・尊敬のまなざしでお話伺いました。ありがとうございました。
・女性の多い職場で、また新たなことに取り組む時の段取り力に敬服いたしました。
・コロナ禍で大変な体験をされながらも、協力して乗り越えられたエピソードに感動しました。折り紙がとても綺麗で真似したいと思います。
・命を守る力、今をより良く改善する力
・コロナ禍の病院の大変な状況。ドクターもおむつ交換されていたと聞いて、病院のチームワークを強く感じました。

◎全体を通しての感想をお聞かせください。


・このような機会をありがとうございました。
・雰囲気の良いイベントでした
・親しみやすくて良い構造でした。

・とてもアットホームで長門の良さが伝わりました。素敵な会に参加させて頂きありがとうございました。
・意識の高い方たちに会えて良かった。
・今と昔のやり方、教え方は違うし、色々と大変な部分もわかりましたが、皆さん輝いてたのは印象に残りました。
・なかなか自分の職場、職種以外の人とかかわる機会が少ないので、とてもよい機会でした。自分が思っている職業観がせまいことが分かり、子どもたちにいろいろな人と出会わせたいなあと思いました。
・とても有意義な時間でした。
 参加できてよかったと思います。

・終始なごやかな雰囲気で、いろんな方達がいらっしゃっていてとてもよかったです。
・ステキな講師とスタッフ、参加者がつながり、長門市がどんどんイキイキしてきますね。ワールドカフェもよかったです。教頭会でも研修がありますが、今回の内容は、みんなが学び、成長できますね。つながりを大切にしたいです♪
・みなさん忙しいので、午前中開催でもいいかなぁとちょっとだけ思いました。ありがとうございました♪
・とてもすてきな企画でした。すてきな人選でした。船崎さんの出番がもう少しあってもよかったかも思ったり。元気になりました😀ありがとうございました。
(少し修正させていただいております)

↑打ち合わせの様子です

悩むのが開催日時です。

組織で働く方に聞いてもらいタイから、お仕事の一環で来てもらえるよう、平日午後に予定することを考えるも。

どこも人不足の中、ぎりぎりのメンバーで仕事を回していたりするから、仕事の合間の参加は難しいだろうとも。

夜の時間にするのか、土日の開催にするのかも迷いました。

イベントをしたときにヒアリングしているのですが、ここ最近は「土曜の午後か日曜の午前だと出る気になる」との声が複数ありました。忙しい仕事も子育てもしている方々からです。

中高生からは、部活もあるのでなんとも言えないが、土日なら参加できることが多い、との話も。

(実際は、この日模試だったりなんだりで、参加が難しかった様子です)

午前だと気ぜわしいので、午後にしてみました。

ゲストスピーカーの皆さん、司会の船崎さんからご快諾いただき大変心強かったです。

アンケート結果に「午前がいい」とももらっており、やはり難しいなあと思いました💦そんな中ですが、お越しいただき、誠にありがとうございます。

「2時間があっという間だった」というのがとてもとても嬉しいです。

このたびも、多くの方にご協力をいただきました。

本当にありがとうございました。

NPO法人つなぐは、「つなぐ」という名前の通り、「まち」「ひと」「しごと」をつないで、100年つづく長門に向けできることを積み重ねたいと思っています。

◎地域女性活躍推進事業について

今年度は、ほかに2つ予定しています。

・男女ともに、家事スキルをあげる「時短家事」講座

時短&家族の分も作る『料理教室』を実施しました。

こんにちは!NPO法人つなぐです。 朝8時頃、みぞれ交じりの雨がぱらついたのですが、その後は曇り空に。 このたび、「働く人を支援する」機会として、料理教室を実施しま…

・男性の育休取得を考える『男性育休取得者・事業者にきく交流会』

2025年2月24日(祝日・月)14~16時‗男性育休取得者・事業者にきく交流会

こんにちは!NPO法人つなぐです。 つなぐでは、長門市でイキイキ働く人を増やしたいと考えています。 そのためには、働く人が『家庭も仕事』もどちらも大切にできることが…