林業についてのトークセッション 終了しました。
こんにちは、つなぐ事務局です。
「林業」をテーマに3つのプログラムを実施予定です!
※企画の様子はこちらから※
第1弾は『林業』に関するトークセッションです。
角川ドワンゴ学園の体験学習を担当されるみなさんのファシリテーターで始まりました。さすが、オンラインでの講座を多数実施されているだけあって、ご一緒しているだけですごく楽しい気持になります^^
今回は、山口県長門市の「日置中学校(へきちゅうがっこう)」の2年生と、全国の学校法人角川ドワンゴ学園N/S校から参加してくれています。
林業に関するお仕事されている3名の方が登壇され、林業に関するお話をいただきます。
◎林野庁 三間さん
・万葉集の頃から、日本では杉を植えていた
・林業では、ほかの第1次産業に比べて、少し若い人が増えている(明るい兆しか?底をついたとも?)
・環境変化として、日本で雨が降るときの、降り方が、かなりかわりつつある中、森林や林の重要度が増している
・R3年3月に「ウッドショック」。木材の価格が上がり始めて、なんだ?となった
・森林は、2,500万ヘクタールのうち、人工林は1,000万ヘクタール。この人工林について、手を入れていくことが大切
まとめ:森林とか林業とか、うまく回っている地域は、すごく先進的です。北欧しかり、四国しかり。ぜひ、森林とともにある社会について、一緒に考えていきましょう
◎住友林業 坂口さん
長門市の林業に関わるようになって、6年になるそうです!
そして、住友林業さんが関わる中で、長門市には全国でも珍しい林業に関する最新の「重機」等が導入されており、いろんなことに挑戦できるそうですよ!例えば、伐採された木を、どんな丸太できったらよいのかなどをAIが判定して切ってくれるそうです!機会があれば、見に行って見たいです。
海の豊かさを守るのにも、林業が関わりますね。
住友林業では、明治期に、年間200万本以上の杉を植えていたそうです!
キーワードは、「HWP」なのだそうです。伐採された木であっても、炭素を固定する機能をもっているそうです!
実は、三間さん、坂口さん、近藤さんとは、昨年に続き2回目の登壇をいただいております。坂口さんが、前回生徒から指摘されて自分なりにすっきり答えられなかったとのこと。ここにまとめてくださいました。
確かに、家を買う機会は、一生に1回しかないのかもしれず、どう「買う」機会をつくるのか考える必要があるなあと思います。
◎前回の、トークセッションの様子はこちらから【オンライン・トーク会にて『林業』について、みんなでお話を聞きました。オンライン・トーク会にて『林業』について、みんなでお話を聞きました。】
<休憩>
最後は、株式会社シンラテックの近藤さんから、長門市での取組みを中心に紹介がありました。
長門市では、シイノキがまっすぐ太くはえていて、ほかの地域ではなかなかないそうです。ゆえに、シンラテックの近藤社長は、これを長門独自の魅力として『ブランド化したい』と考え、製品化にチャレンジしていらっしゃるそうです。
シンラテックのHPより 【長門の「椎の木」物語】
調べているのですが、杉の木って日本の固有種なんですね。そして、縄文後期の時代からなのですね。【HPはこちら】
ここから質疑応答になります。チャットとリアルで、どんどん質問が行われます。
-木って、どういうところで使われていますか?
最近では、木の加工技術が発達していて、木のかばんや、木の弁当箱、化粧品、車の部品などにも使われはじめている。無理矢理使うのではなく、「いい」と感じられるもので広がりつつあります。
-木で車って作れますか?
住友林業では、TOYOTAと組んで車を作りました。ただ形になりましたが、価格が高くて、実用化はこれからです。
-燃えるのでは?
それが、燃えないのもできますよ?実際、住友林業では「燃えない木造の家」とかつくっていますw
アンケート結果は、集計でき次第共有させていただきます。
追記: 授業中に教えてもらったのですが。日置中には、「伝説の杉」があります。その高さ130Mだそうです!
追記2:
林業について、過去記事にまとめています。ご覧頂けますと幸いです。