『マインクラフトで施設活用』ワークショップを開催しました。

今回は、Minecraftカップ運営委員会の方をお招きして『廃校ワークショップ』を2024年3月9日(土)に実施しました。

↓↓企画内容はこちらから↓↓

3/9(土)_【小・中の皆さんへ】マインクラフトで施設活用ワークショップ

こんにちは、NPO法人つなぐです。 ブロックを積むのなら「創造性・空間把握能力を高めるのかな?」とたいていの方が想像されると思います。 『教育版マインクラフト』とい…

\ここがすごい✨/

教育×エンタメ「エデュテインメント」の魅力

- NPO法人つなぐでは、地方にあっても、様々な学びの機会をつくりたいと考えています。正解がないといわれる時代を楽しく生きていくのに、一人一人が自身の興味や熱中できることをみつけたり、コミュニケーション・コラボレーションすることが大切で、そのきっかけづくりとして、様々な「経験」をする機会を提供したいと考えています。

- Minecraftカップとは、世界各国の教育現場で活用されている教育版マインクラフト(Minecraft Education)を使った作品を国内・世界から募集し、内容を競い合う大会。18歳以下の子どもたちを対象に、デジタルなものづくりに触れられる機会の創出を目指しています。大会では毎回、SDGs目標を盛り込んだ作品テーマを設けており、社会全体への視点も楽しく学ぶ事が出来る、まさにエデュテインメントの世界を提供してくれます。

CoderDojoの縁がつながり、今回山口県で初・ワークショップを開催しました。

最後に撮った集合写真です。

講師は、Minecraftカップ運営委員会事務局の栗原咲子氏(写真:手前左)

参加者について

小学校1年生から6年生と中学1年生の、20名が参加してくれました。

詳細には、市内の小学校7校(深川・仙崎・明倫・日置・浅田・俵山・油谷)、中学校2校(深川・菱海)からです。
学校も年齢もバラバラで、1チーム5人で、全4チームをつくりました。

ワークショップ スタート!

アイスブレイク

自己紹介をゲーム形式で行いました。付箋に書いた自分の名前を組み合わせて、「一番長いことば」を考えてもらいました。

最初は保護者の方を不安そうに見ていたものの、始まってしまえば、子ども同士で会話が弾んでました。
(子ども達だけでチームを作り、保護者や見学者は後ろの離れた席に座って見守っていただきました)

ワークショップ  座学 ⇒ 役割分担 ⇒ アイデアだし ⇒マイクラで世界構築

自己紹介が済んだら、まずは「学ぶ」ことから。

講師から、日本全国で子どもの数が減っていることと、合わせて、廃校が増えていることの紹介がありました。

その建物を有効活用するアイデアを考えてみよう!との前知識を得ます。

「廃校の利活用」を考えるにあたって、クイズ形式で、日本全国の廃校の数や活用事例について学びました。

長門市にも廃校があります。子どもたちも身近に感じてくれているようです。
※廃校になった小中学校:青海島小・大畑小学校・伊上小・川尻小・大畑中・通中・俵山中・油谷中・向津具中など

その後、チーム内で『リーダー』『デザイナー』『タイムキーパー』『プレゼンター』『スクラッパー』の役割分担をしました。

チームによっては、「『デザイナー』と『スクラッパー』は皆でやろう」と決めており、特徴がありました。
その後、廃校活用のアイデアカードを使いアイデアを考えました。

カードをひいて、何を考えるのかの枠組みが示されます。(確かに、こうすれば考えやすいですね!)

Aチームは、近未来×遊園地 作成場所は理科室
Bチームは、動物も楽しめる×水族館 作成場所は大体育館
Cチームは、ゆったりできる×植物園 作成場所はグランド
Dチームは、日本の魅力が伝わる×レストラン 作成場所は給食室

アイデアワークを丁寧に行い、ある程度「作りたいもの」を決めてから、実際にマインクラフトを触りました。

教育版マインクラフトを使って、アイデアを形に

理科室でお化け屋敷のジェットコースター
体育館は水族館でイルカショーと動物と遊べるカフェ
グランドは、お花畑をゆっくり散策でき、写真を撮影できる映えポイントがありました
給食室には!なんと『どんどん』のうどん屋さん!

チームごとの作成なので、各テーブルで盛り上がっています。


子ども達の会話を聞いていると、
「ぼく、水族館の水槽をMakeCodeでつくるから、中の海藻を誰か植えて~」
「私が植えていく」
「じゃあ僕は、観客つくるね」
みたいな感じで話しながら作業を行っていました。

つくったものを紹介!プレゼンテーション

さいごは、チームも毎に発表を行いました。

発表も各チームごとのカラーがありました。

例えば、『操作する人』『発表者』『タイムキーパー』など役割を分担して発表するチームもあれば、皆で出てきて一人ずつ順番に話すチームもありました。

会場全体に、自分たちのチームの考えたワールドを伝えることができていました。

Dチームの発表

Aチームの発表

Bチームの発表

Cチームの発表

アンケート

今回、参加者とともに、保護者や見学されている大人の方にもアンケートをお願いしました。

<参加者のアンケート>

ワークショップに参加した感想を自由に書いてください。※原文そのまま

・楽しかった
・おもしろかったです。今度にたようなものがあったらやってみたいです。
・ない
・グループで作ったほうが楽しかったです。
・楽しかった
・楽しそうだから
・廃校を色々なものにしてみたかったから。
・たのしかった。
・みんなと協力して、取り組む活動は、中々やらないから良い機会でした。
・グループで作るのを体験して、みんなで作るのは楽しいんだなと思いました。
・たのしかった。またさんかしたいです。
・初めてパソコンでやったけどたのしかった。
・誰が班か、わからないのでどうゆうチームかわからないので面白くて大体知らない人なのでまとめるのが大変だと思ったけど、まとめやすかったしなかよくなりました。
マインクラフトを長年やってきましたが、みんなでやる楽しさを実感しました。私は今まで、弟と一緒にやるか、一人で作品を作るか、海底神殿を破壊するか、エンドらをしぼこしてエンドを魔改造するかやらなかったのですが、今回はとても楽しかったです。ありがとうございました!〈私自身はジャバ版の操作に慣れています。〉
・初めて、パソコンでしたり、みんなとやってとても面白かったし、想像どうりにいってたのしかったです。また続きをやりたいです
・普通やった
・草のブロックをおくのがたのしかったです。また今度も参加したいです。
・あまり、グループで、やることは、あまりなかったので、よかったです。次も、したいと思いました。
・みんなでさくひんをつくったあとすごいさくひんがつくれてうれしかったです

「普通やった」という素直な感想もいただきました。ありがとうございます!

大半の方々から「みんなで作品を作ったのが楽しかった」という感想を書いてもらいました。まさに、そう思ってもらいたくて企画したので、心からよかったです。

<大人の方からの回答>

↑5点満点での満足度をお伺いしました。

【上記回答の理由】※一部抜粋
・参加した子どもたちが楽しんでいた。
・初めましてのお友達とコミュニケーションを取りながら完成させたこと。
・自分で教えてあげられない分野の学びだったため。
・子どもたちがとても楽しそうに活動していた。
・普段キーボードは使うことが少ないけど,違和感なく使えていた。
・子どもが主体的に参加できていた。
・マインクラフトというツールを通じて、この短時間でぎゅっと繋がり、活動する姿を見ることができたから。
・チームとしての協力、相談など普段のマイクラでは味わえないイベントでした。
・絶妙なお題を頂いて、子供が自由な発想を膨らませて楽しく作る事が出来ました。
・身近なゲームの感覚で、楽しんで学べると思いました。
・グループでいいね!っとアイデアを出して製作していくことが良かったです。

【今回の感想をお聞かせください】※一部抜粋
・「廃校のリノベ」を分かりやすいヒントをもらいながらそれぞれが目標を持ってできたのが良かったです。みんなが集中して作成してるのも立派でした。
にわかなメンバーで協力し合うという、日頃簡単には培われない学びを体験させてもらい、とても有意義な時間になったと思います。たくさんの準備、サポートに感謝いたします。
・みんなで色んな意見を出し合い発展していくのがおもしろかった。
・初めて会った子達とも話し合いながら作れたのは良い経験になったと思います。
・はじめはまとまりるのかな?と不安に思ってましたが、子どもたちの適応能力や創造性の素晴らしさに触れることができてよかったです。
・時間内で、廃校リノベーションが出来ていました。みんなとアイデアを出して素晴らしい作品が出来たと思います。
いつもはスイッチで1人でしたり、姉と2人でするだけなんですが、今日みたいに友達といろんな意見を出し合ってテーマにそったものを作るということが、とてもいい経験になったと思います。
・年齢もちがう初めて会った子同士で話し合って一つの作品を作っていてすごいなと思いました。
・遊びながら学べて、参加できてとても良かったと思います。
・帰りぎわに今日は楽しかったと子供は言うでしょう。ありがとうごさいました
・また機会があったら参加したいです。講師の方、スタッフの皆様ありがとうございました。

今回のワークショップでは、子どもに大人気のマインクラフトをツールとして活用しつつ、参加者には『コミュニケーション』『プレゼンテーション』『役割に沿った自身の創意工夫』『時間内でやり切ること』を求めるもので、これこそ「エデュテインメント」という内容でした。

「マインクラフトというゲームで、どう協働的に学ぶのか?」

ヒントが多くあったように思います。

今回、学校へも「先生方の見学大歓迎です」との案内を行いました。年度末のお忙しいタイミングだったこともあり、参加はかなわなかったものの。

当法人で行うDOJOはじめ、イベントは基本「見学・参加大歓迎」です。※一部、有料などの講座除く

やってみたい事が多くありつつも現実的にマンパワー・予算の限られる中、何等かでつながり、協力・補完し合えるなら幸いです。

各ご家庭について、「パソコンがある」「Wi-Fiがある」環境であることが伺えます。

つなぐ事務局

改めまして、イベントにご参加いただき、誠にありがとうございました。
子ども達は、同じ『教育版Minecraft』がやってみたい!と共通の話題で集まったので、すぐに仲良くなり
年齢など関係なく、お互いの画面をのぞきながら、わいわいと楽しそうに制作していました。
こんな「場」づくりをつづけていきたいと思っています。

今回、講師によりパソコンをお持ち込みいただいたので募集人数が20名とたくさんの参加者の方々とご一緒できました。

ただ、20名を超える多くの子どもたちから応募いただいていました。

本当にありがとうございます。

つなぐスタッフがワークショップの実施方法を学びました。大会本部からツールの提供も受けたので、令和6年度に、別途企画していきたいと思案中です。

【全体や、当法人へのご意見などございましたらお知らせください】※原文まま

・C班の「一旦壊して作り直した」と言っていたのは、子供の意見で壊したのか、指導者の意見で壊したのか、少し気になりました

つなぐ事務局

C班の様子を見守っていた大人に確認したところ、講師なども「これは作っりたかった世界?」「ここからどうする?」と投げかけただけで大人から何かを指示していないようです。その中で、リーダー役のお子さんが「1回壊そう」と口火をきったそうです。

・田舎でありながら、デジタル教育の取り組みをしていただいていること、ありがたいと感じています。

・coderdojoももっと参加したいと思うので、パソコンが増えないならもう少し回数を増やして頂けたらいいなと思います。

つなぐ事務局

DOJOについて、回数を増やしてほしい、とのご意見をありがとうございます。

参加して頂けること、コメントをいただけることが励みになっています。

現状、PCの台数に加え、担当できる人員の限りがあり毎月1回開催するので精いっぱいな部分があり、どうすれば目的とする『長門市内の子どもたちに、もっと気軽にデジタルに触れもらい、将来の選択肢の1つにしてもらえるのか』を考えています。

当法人での募集を行っておりますが、採用に至っておりません。

よって、ノウハウをお持ちの外部組織と連携し、よりスピーディに機会提供と関係各位との振り返りと改善を行っていきたいと思っています。

令和6年度に、市内の全中学校と連携して、学校法人角川ドワンゴ学園のデジタルを活用したプログラムを提供予定です。

また、中学生だけではなく、小学生も含めた小中高校生向けに、デジタルを使ったワークショップなどを開催する機会を増やしていきます。

企画内容は随時当法人HPおよびSNSおよび、対象の学校へのチラシ配布・学校への案内を行ってまいります。

ご注目いただくとともに、お気づきの点があれば「どうすればよりよくなるのか」のご意見を伺いたいと思います。

令和6年度も、何卒宜しくお願い致します。

↓↓(参考)CoderDojo長門 については以下をご覧ください↓↓

次は、2025年1月11日(土)です。R6年度も『CoderDojoNagato』を基本毎月第4土曜午後に実施します^^注意)通常のCoderDojoNagatoではありません。

☆☆ご注意下さい! 来月のCoderDojoNagatoは『第3回mBotコンテストin長門』となります。今年もやります!!!!mBotコンテスト!!!!! 市内小学校では、プログラミン…

今年も『第6回Minecraftカップ』に挑戦します!

今回、CoderDojo長門のメンターもイベントに参加し、マインクラフトでのワークショップの進め方などを体験しました。
これらの知見も血肉に変えて、『第6回Minecraftカップ』に挑戦します!

募集内容の詳細は、4月中旬に発表いたします。

(当法人のHPへの掲載、および学校へチラシの配布を通じて告知を行います)

興味のある方の参加をお待ちしています!

Minecraftカップへの挑戦は、令和6年度で3回目になります。
これまでは「参加することに意義がある」という感じでしたが、3度目の正直となる令和6年度は、サポートチームの大人も少し気合を入れて、子どもたちと「作りたい世界」について知見を深め、挑んでみたいと思っています。(ワークショップの中で、インプットとアイデアワークに力をいれていることを学びました)

CoderDojoに関するお知らせ

「マインクラフトカップに挑戦する」ため、7月・8月のDOJOはお休みになります(マインクラフトカップに出場する皆さんとの活動を実施予定です)。

予めご了承下さい。

「マイクラおじさん」である、タツナミシュウイチ氏の作ったワールドだそうです。