【第5回 マインクラフトカップ】に長門市から挑戦しました!(CoderDojoNagatoマイクラ部)
こんにちは!NPO法人つなぐ事務局です。
当法人では、長門市でも多様な学びの機会を提供したくて、毎月『CoderDojoNagato』を開催しています!
※CoderDojoNagato については【こちら】をご覧下さい。
2023年夏に『第5回Minecraftカップ』に挑戦しました。
昨年に続き、2回目の参加になります。
たくさんの時間を一緒に過ごしました。様子を紹介させていただきます。
<第5回の様子>
今回は長門市内の小学校から7名(ミドル部門)と、市内の中学生と長門出身の高専生チーム(ヤング部門)で挑戦。
昨年との違いは、①2チーム結成(去年は1チーム)、②ミドル部門参加者では、6年生が少なく、3~4年生中心であることです。
マイクラカップでは、チームのみんなで一緒に一の作品を仕上げます。
3~4年生はパソコンに向かいつつも、ずっと話をしており、ワイワイと作成しているのが印象的でした。
以下、時系列に沿って紹介します。
※エントリーしたのは2023年8月31日ですが、その前から準備を進めていました。5月くらいからつなぐスタッフで企画会議を行い、6月に市内の小中学校へ参加者募集の案内を送付、応募者があったので一安心。7月から活動を開始しました。
①キックオフ会議
子どもたちは、7月21日から夏休みです。7月28日にキックオフを開催。メンバー同士での自己紹介や何を作成するか?の最初の話し合いをしました。
(7月28日の流れ)
【第1部】アイスブレイク 自己紹介にトライ ひいたカードの指令に基づき、演技しながら自己紹介!
【第2部】学ぼう!
①長門市役所 企画政策課の方より「長門市でのSDGs」
②中国電力ネットワーク株式会社様より「SDGsな電気」
【第3部】学んだことをもとに、Minecraftで何を作るのか考えよう
はじめに大会のテーマである『誰もが元気に安心して暮らせる持続可能な社会~クリーンエネルギーで住み続けられるまち~』を大会本部から配られた「みんなのワークブック」を使って話し合いました。
テーマについて話し合い、自分たちはどんな世界をつくるのかアイデアを出します。
大判用紙と付箋を使いどんどん書き込んでいきます。
「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」というお題に対し、どんな電力発電があるか?電気とは?SDGsとは?と疑問が上がりました。
当日の様子は、別途記事にしています。
なお、記事とは別に、少しだけ、ここでも紹介します。
中国電力では、簡易な実験セットなどがあり、問い合わせると無償で勉強会を開催してくださいました。ありがとうございます。
学習会後にみんなで大判用紙に感じたことなどを貼ってもらいました。
ヤング部門はLINEやZoomでどんな感じに作成するか話し合い。
6月10日に、高校生と中学生で①リーダー決め②どんな感じのフィールドにするか③誰がどこを担当するのか?のミーティングをしました。
②マイクラのワールドの作成
7月後半から8月23日にかけて、ワールドを作成しました。
一人一人が自分のできる時間に作成し、集まれる時は集まり、作成と途中の変更点など、その都度みんなで話し合い、
を繰り返してギリギリまで調整しつつ作成しました。
Nセンターは(夏休み期間)10時~18時までの開館です。
\ルール作り/
マイクラ部は基本10時~16時までの活動とし、ご家族の予定や宿題を大事にしてもらい、開いた時間に作成に来るというスタイルにしました。
部活や家族との行事などもあるので、メンバーみんなが揃う事はほぼなく、どうやって問題点を共有するのか?どう解決するのか?が苦労した点です。
解決策として、会えた短い時間にルールを話し合いました。
途中作成したものが壊れたり、動かなくなってしまったりするので、それが起きた時には短い時間であっても「集合」をお願いし、ルールを話し合いました。
作成したいものが一緒の場合は、メインで作成する代表者(工場長とよんでました)を決めて、そこの代表者が指示しながら、他のみんなは手伝う形にしました。
来れないメンバーには、どこまで進んでいるのかわかりやすいように大判用紙に作成する予定のもの・作成途中のもの・作成したものを付箋で色分けして貼り付け作業工程が分かるように工夫していました。
もくもくと作業する子どもたちと、それを見守る高校生
何かあったら、即集合!教えあったり、変更するところを相談
休憩は大切!お昼お弁当を食べつつ、どこをどんな風にするか、話してました。
マイクラの本を各自で持ち寄り、「ここがわからん」と言うと「ここのページに作り方が書いてあるよ」と協力
ヤングチームのニンジャが、ミドルチームのニンジャにわからない所のコマンドを教えているところです。
やきとり屋さんを作る時、注文したら、長州どりや長州黒かしわを出したかったそうです。
ミドルチームの一人が教わると、それをチーム内で共有し広がり、ミドルチームの世界の中のお店屋さんは、注文したら選べて買い物できるようです。
夏休み期間、タッチタイピングができるように!指の場所など教わりながら、癖を直しながら挑戦している様子もありました。
ヤングチームはもくもくと作成。
「話さないのか?」と思っていたら、マイクラ中の掲示板で作成して欲しいものを共有していました。
トラブル
トラブル①雷事件
突然の雨や雷が続いた今年の夏、作成1週間目くらいでしょうか‥だいぶ出来上がった時、メインパソコンが落雷でクラッシュ!?電源が入らなくなりました。
その後データは無事取り出せたので、ホッとしました。
とはいえ、それから雷がなるたびにドキドキ!
↑市内にある、パソコン修理CraftWorks長門さんに来ていただき、データーを救出してもらいました。
ちょうどその時、マイクラ部のニンジャも来ていたので、一緒にパソコンの中身を見てみました。貴重な体験ができました。
トラブル②ワールドに入れない事件(ワールド内の雷事件)
8月初旬ごろ(だいぶ作成進んでます)の朝、ワールドに入ろうとしたら入れません。マイクラデータが落ちてしまいます。
原因は、データの負荷。あるニンジャが、トライデント(雷のアイテム)を沢山沢山沢山発生させるプログラム入力していました。確かに画面は楽しい。
しかし、そのプログラムが増殖していたようで、ワールドを立ち上げると「雷の音」がし、データが落ちる現象が発生。(この原因を見つけるまで、すごく時間がかかりました)
設定で「コマンドブロックを無効」にし、やっとワールドに入れました!
作成していた建物は戻りましたが、コマンドブロックで設定したほかのものが、いなくなったり、使えなくなったりしました。
そこで話し合いを開催。新しくできたルールが
・killコマンド禁止
・大量の雷禁止(量を考える)
・NPCなどは最後建物が出来上がってから入れていく
などです。
\ポイント/
この日から、作業後にバックアップデータをとるように。
高校生バイトに基本の作業を任せました。
このあたりからみんなの意識が変わり、協力しないとワールドが作れないとの気づきのもと、話合いも多くなったように感じます。
雨降って地が固まる、とはよくいったものです。
トラブル③ギリギリまで頑張っちゃた件
余裕だったヤングチームにもトラブル発生!
応募するために、作ったワールドを紹介する『1分間動画』を作るのですが、細部にこだわり思った以上の時間がかかりました。大会締め切り当日の夕方にエントリーを試みるも、案の定、大会本部のアカウントに入れない(大会本部にアクセスが集中したためのサーバーエラー)
集中することは予測で来ていたことです。アクセスできないまま〆切が迫りました。
そこで、もし締め切りに間に合わなかったとしても、恨みっこなしで、作成したワールドで全力で鬼ごっこして遊ぶのだと話しあいました。
結果:大会本部が締め切りを延長する判断をし、無事エントリーできました。
大人は見守るだけなのですが、ドキドキした日となりました。
なお、ミドルチームは早めに締め切り日を決めエントリーしたので、余裕を持ってできました。
エントリーした作品の紹介
ミドル部門
温暖化が進み海面上昇で水没した後を想像し、目標7と11の実現を目指して、自分たちが「住みたいと思う長門市」を作りました。各エリアを「都会(市街地)」「自然」「空島(空に浮かぶ島)」「海街(海底の街)」「長門(長門っぽい建物がある場所)」と名付けて創造。エリア間の移動は電車や空飛ぶ車。電力は、発電時にCO2を出さない風力、水力、歩行(牛歩発電)、太陽光、地熱。「都会」エリアは、コンパクトシティーを意識。病院をつくり、そこからドクターヘリで各エリアへ行ける。その他、マンション、図書館、会社、学校、お店等を作成。「自然」エリアは農業漁業など第1次産業を行う場所とした。「空島」は日本の四季を体験できる。「海街」では海中ドームに貯蔵庫などを置き災害時に暮らす。「長門」エリアは、温泉旅館の「大谷山荘」を模して、長谷山荘と温泉をつくり、現実にはない動物園・水族館・アミューズメント施設も作成。
※動画はロングバージョンになってます。(大会本部は1分間のショート動画を提出)
ヤング部門
この作品の舞台である日置・油谷地区ではかつて、市場町として、栄えていました。
しかし、地方過疎化の波もここに来ており、今では、古市という名が残るのみで、平野には田畑とまばらに住宅街が広がる、閑静な街です。
もし、地方過疎化がなく、昔の栄えたままだったら、この土地はどうなっていただろうか。
そんな想像の元作った街です。
NEW✨ 第1次審査突破!!
9月15日〜25日の期間で、第5回Minecraftカップ地区大会予選が行われました。
予選では、全国・海外から集まった作品500点に対して、Minecraftカップ会員によるオンラインの相互投票(ピアボーティグ)を実施。
すべての作品に投票された数は、合計2,852票となりました。
そして、地区大会審査員による厳正なる審査の結果と合わせて、地区大会本選に進む作品 / チームが決定しました。
【中国ブロック大会】
★ミドル部門★中国ブロック37作品応募がありました。その中から6作品のみ中国ブロック大会に進めます。
★ヤング部門★中国ブロック13作品応募がありました。その中から6作品のみ中国ブロック大会に進めます。
お知らせ
2023年12月2日(土)に 中国ブロック大会がオンラインであります。
長門市しごとセンター2階の『Nセンター』から中国ブロック大会に参加します!
大会の様子は、当日YouTubeで生配信される予定です。ご覧いただけるなら幸いです。
中国ブロック大会
2023年12月2日地区大会(中国地区)が開催されました。
※大会の様子は【こちら】(youtube)にてご覧いただけます。
◎ミドルチーム(小学生部門)
久しぶりの全員集合にテンション上がってました。
この時は、まだ余裕の笑顔。
この後、発表の10分前から緊張してました。
始まるまで何度も練習しつつ、みんなで遊んでます。
出会った頃は、学校や学年が違うこともあって、お互いに声をかけることが出来ず、目線で雰囲気を探り合っていたのに!今ではすっかり距離も近づいて、いろんな話をしています。そんな姿をみていると、スタッフとしてもとっても嬉しくなります。
◎ヤングチーム(中高生部門)
中高生はは落ち着いているかと思ったら、こちらも緊張でガチガチです。
高専生1名が参加できませんでしたが、その分来ていた中学生2人が発表をがんばりました!
何度も深呼吸してて、見守るこちらも緊張・・・
高校生は余裕?と思いきや、3人で、こんな質問きたらどうする?とか話してました。
最後の発表なので待ち時間長い分、緊張している時間も長かったと思います。
ミドル部門チームもヤング部門チームもお疲れ様でした。
みんな頑張った☆彡
12月7日…2日後に結果がでます。
ドキドキして眠れない数日になりそうです。
引き続き応援をよろしくお願いいたします。
長門時事に掲載いただきました!(2023.12.8発行です)
掲載許可をいただきました!取り上げていただき、誠にありがとうございます。
両チームともに中国ブロック『優秀賞』を獲得しました!
12月7日に結果発表がありました。大変悔しいことに、どちらのチームも「優秀賞」でした。
【ミドル部門】優秀賞:未来の発展長門 / CoderDojoNagato(作品No.1774)
【ヤング部門】優秀賞:大都会MIRAI-Nagato2050 / CoderDojoNagato『Y』(作品No.1427)
結果発表は【こちら】(第5回マイクラカップの結果発表にリンクします)の『中国大会』の箇所をご覧ください。
保護者の方の反応
・2位ですかーーー、よく頑張りました!
・2位だとなんだかんだで悔しいです。来年リベンジしたいです。
・◎◎も「海中ドームの作り方、もっといい方法あったなあ」と言っています。ぜひ来年もチャレンジしたいです。
・今度こそ、来年こそは!ですね。
参加いただいたチームの皆さん、送り迎え等でご協力いただいた保護者の皆さん、本当にお疲れさまでした。来年も挑戦したいと思います。そのときにまた宜しくお願い致します。
事務局として、ひいきではなく、作品も発表の様子も、最優秀賞に劣らない出来だったと思っており、大変悔しく感じています。
オーディエンス投票数が関わるので、来年度は、より多くの人に投票してもらえるような方法をもっと考えていけたらと思います。
大会のふりかえりと一緒にお疲れ様会を開催
大会のふりかえりながら、『頑張りました&おつかれさま会』を開催しました。
最初にくす玉を割りました。(実はみんなの頑張りを、応援していたNセンタースタッフのSさんが作成してくれました)
頂いた賞状を渡しみんなで撮影(※ヤングチームの2名は写っておらず/1名遅れて、1名不参加)
遅れてヤングチームの1名参加、夏休み中仲良くなり、来たとたん子どもたちに囲まれてました。
その後、皆で作成した仮想の世界で!思いっきり鬼ごっこを開催🤣
ヤングチームのけんちゃんが『作ってきました!』と頼もしい一言。皆が楽しめるように、プログラムを組んでデータを持ってきてくれました。
まずは、赤チームと青チームに分かれてチーム戦
つぎは、思いっきり鬼ごっこ!
鬼に捕まると「牢屋」にはいります。鬼は時間内に皆を捕まえないといけません。
牢屋は外からしか鍵が開きません!そう!他の鬼が鍵を開けたら外に出れます。
鬼ごっこというより「ケイドロ」に近いかもです。
鬼チームが時間以内逃げ切り(チーム戦)同じチームの勝利を祝う喜びの瞬間です。
後ろ姿は、画面に向かって静かな感じはしますが、楽しそうな声がワイワイ聞こえました。
思いっきり鬼ごっこしながらも、もっとこんな感じが良いなとか注文するミドルチームとそれに答えようと、途中でプログラムを修正するヤングチーム。
遊びの中からも改善点を見つけようとする貪欲さが見られました。それも彼らにとっては楽しみ方の一つなのですね。
これで、2023年度のCoderDojoNagatoマイクラ部の活動は終了です。
チームのみんな、一人ひとりに、いろんなドラマがありました。
来年のマイクラ部にはどんなドラマが待っているのでしょうか。今からとても楽しみです。
なお、来年度の募集チラシは5月ごろの予定です。
【マイクラの開始】
小学生の頃に、Nセンターに出会って5年。
たまに遊びに来る、高専に通う子が『マイクラって面白いんですよ。ここでみんなで出来たら面白いと思うんですけどね』と言ったことから、スタッフの1人がマイクラについて調べ、今に至ります。つながっていく不思議というか、ありがたいことだと思います。
※※お知らせ※※
NPO法人つなぐでは、プログラミングに触れたり、切磋琢磨する機会として独自での「mBotでプログラミング☆コンテスト」を実施します。
対象は、長門市の小中高校生です。1名から参加OKです!なお、チームに保護者はじめ大人も参加可能です!
ここまでお読みいただきありがとうございました!