中小企業大学校広島校『チームの力を引き出すリーダーシップ』を実施しました!
こんにちは、NPO法人つなぐです。
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※※今年も、参加費補助を行います。長門という場所で、「スキルアップ」につながる機会にもっともっと参加してもらいやすい環境を作っていきたいためです※※
今年度の講座は『リーダーシップと部下指導の基本』です。
講師は、昨年度もお願いした「日高 裕見子」さんです。
元大手航空会社で勤務し、現場→リーダーとなり、その後 組織開発 などを担ってのち、福岡県で2015年にグローバルキャリアを設立。主に、組織マネジメント分野でのリーダー育成や、顧客サービス分野での研修などを実施されています。
講座の中では、ご自身の事例をたくさん話してくださいます。「ここ大切です!」などキーワードも示してくださるので、講義としてもわかりやすいです。
そして具体的な事例をもとに、人間の感情の機微のようなものを「言語化」しわかりやすく説明してくださるので、とても実践的だと感じます。
この研修のねらい
研修環境が目まぐるしく変わる中、若年層の早期離職など人材の定着が大きな経営課題となっています。
組織として目標設定するためには、自身のリーダーシップを磨くとともに、部下、部下同士の信頼関係を構築することによりチーム・部下を育成しながら高い成果を上げていくことが求められます。
この研修では、管理者に求められるリーダーシップ及び部下指導の知識・スキルの基本を理解し、効果的に発揮する方法について、演習を交え学んでいただきます。
(中小企業大学校 広島港 サテライト・ゼミ資料より。太字はつなぐスタッフによる)
マネジメントとは、「チームのほかメンバーの力をもって仕事を達成する」ことと学んだことがあります。
現場で、自ら働く上での仕事の習得については比較的方法を教えてもらい、取り組むことができます。
しかし、現場での評価が高い人や年次の長い人が、上司としてチームを率いることが求められたとき「自分のやり方」をほかの人に押し付けてしまうと聞くことがあります。
そして過去の「上司」は、マネジメントについて学んだことがなくとも、「上司というポジションについている」ことでなんとなく回ることもあったと聞きます。
しかし、今の時代、「上司だから」だけでは、チームは仕事を完遂できなくなってきました。
年功序列・収支雇用が崩れてきているなど、社会情勢の変化があるのはもちろんですが。ビジネスの環境は日々変化して高い生産性が求められる場面が多く、価値観の多様化で「普通」が通じなくなっているとも考えられます。
※どっかで聞いたことのある話と思いませんか?個人的に「子育てに似ている」と感じました。
子どもを産んだ≒子育てできる、ではないですね。
情報収集したり、先輩に助けてもらったり、ときに失敗することも含め日々試行錯誤する中で「親」としてのスキルや価値観が育っていきます。
仕事に戻り、自分とは違う「ほかの人に仕事をやってもらう」という視点やスキルとは、どのようなものでしょうか?
今回も、自身の仕事を振り返り、チームで仕事をなすとはどういうことなのか?効果的なコミュニケーションとは何なのか?を考えたいと思います。
↓↓昨年度の様子
講座の、会場準備
中小企業大学校の皆さんは、会場の下見や前日入りしての会場設営など丁寧でいらっしゃいます。
講座開始!
今回は、6社から8人の方にご参加いただきました。
山陽側の企業からも参加いただきました。何より、去年は少なかった「長門市」の会社からの参加が増えました!!!
誠にありがとうございます。
↓ペアワークもあります。
上司役と部下にわかれ、上司として言いにくいことを部下に依頼します。
部下は、言われたことに反発します。果たして、わかってもらえるか?
ビジネスでは、まず「結論から話せ」と言われます。
ただ、何かを依頼するときは、いきなり「要求(結論)」を伝えるのではなく、そこに至る背景や必要性を説明したうえで、要求を話すのがよいとされています。
実際の仕事では「これも仕事だから」といえば、しぶしぶ対応してくれる気がします。
ただ、できたものの質が低すぎたり、あっちの方向にいっていて頭を抱えることがあります。
本人が「できました」っていう場合に、どこまで評価し、何を伝えたらいいのか?
なお、経験を積み重ねてみて、できる人はできる(自分で調べるなどしてあたりをつけて、現場で使えるものを作る)し、できない人は本人がまじめであってもなかなかできないことがあります。
個人的な話になりますが、上司からため息つかれるものを作ってしまっていましたが、悔しい思いとどうすればよかったのか「お手本」を見つけたときに学ばせてもらう経験を積み重ねて、今、たまにほめてもらえるレベルまで来ました。ここまで、かなり長かったです。
「成長意欲があれば、学べばいいだけ」
言うは易いのですが、スピードも求められる中での試行錯誤は一言では語りつくせないものがあるように感じます。
講座の中では、何度も「ここまでの学びの振り返り」を行っています。
メモとして、言葉で残します。
日々の仕事でのもやもやについて、講座で考え、それを持って帰ってもらい、仕事で活かしてもらえると嬉しいなあと思います。
この度は、ご参加いただき、誠にありがとうございました。
※R6年度のチラシ