第1回『mBotでプログラミング☆コンテストin長門』開催しました。
こんにちは、NPO法人つなぐ事務局です。
このたび、第1回『mBotでプログラミング☆コンテストin長門』を2022年8月21日に開催しました。
▶企画詳細はこちら
今回エントリーしてくれたチームは3チーム です!
『元気な深川っ子』 小学生3名のチーム
『エムミング』 小学生2名、兄弟で参加のチーム
『GoGomBot』 小学生1名、そこにアドバイザーとして高校生がコンテストまで一緒に考えたチーム
運営事務局にとっても、コンテストは、はじめてのチャレンジでした。終わってみれば、苦労以上に、いろんな感動があり、なんとも楽しいコンテストとなりました。
ご参加・ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
※なお、新型コロナウイルスの感染症に注意し、消毒、換気をしながら行いました。
【コンテストまで】
毎月のCoderDojoの開催にも慣れてきたR3年夏の終わり頃、CoderDojoを手伝ってくださる「えれふぁん」※さんとつなぐスタッフとで話しているときに、『mBot』を使ったロボコンのようなものがやってみたいとの話が出ました。
それがきっかけとなり、お互いに情報収集を始め、企画会議を重ねました。
※えれふぁんさんの紹介はこちらから
【開催日決定についてのあれやこれ】実は「開催日を何時にするのか」について、1番考えたかも知れません。R4年度になったらすぐ、市内小中学校のスケジュールを集め、検討しました。保護者に見学してもらうなら土日がよさそうですが、いずれの日程も登校日やら行事があります。最終的に複数の小学校に電話し、深川小学校から「8月20日に夏休みの宿題を提出してもらうので、子ども達としては、21日だといいのではないかと思います」と情報をいただいたことで、8月21日日曜日の開催にしました。そして市内小中学生にチラシを配り、校長会などで案内させていただき、先生方からも子ども達に伝えてもらうようにし、公民館元市内数カ所にもチラシをおかせてもらい、知り合いのお子さんのいる方に声をかけ、数ヶ月かけて参加者を募集しました。
4月・5月 チームの募集と事前説明会 ※詳細はこちらまで
6月 コース発表 ※詳細はこちらまで
7月 CoderDojonagatoでテスト走行 ※詳細はこちらまで
8月 参加者の準備期間(8/8~8/20の間、キャリア教育教育拠点室を開放しアドバイザーもつく形で、プログラムを設定)
実際に、その8月の準備期間に、子ども達は予定を合わせてきてくれて、難関コースを攻略するため何度もチャレンジを繰り返してました。
コンテスト当日
そして!いよいよ本番の日を迎え、まずは当法人理事長 岡藤明史さんのあいさつから始まりました。
8月19日に、大学生と語る「nagato HYGGE」というイベントを実施。そのとき、上の階で、コンテストに向けて集中する小学生の姿をみた岡藤理事長。
「ドラ◎もんでみたシーンと同じだ!!」と、大変喜んでいただき、8月21日も朝から最後まで一緒に見守っていただきました!
コンテストのプログラム
募集時は、10チームくらい来てもらって、熱気のある感じにしたいと考えていました。
実際の応募は、3チームだったので、なれば1チームずつがしっかり学びもある感じのコンテストにしようと方向転換し、当日は、以下のプログラムにしました。
第1回 mBotでプログラミング☆コンテストのこだわり
◎コースは事前に発表するが、スタート・ゴールは当日朝発表する
◎1回につき、1回だけ走らせる
◎2回目と3回目に走らせる前に、各々「調整」の時間がある
※コースについては、下部に詳細を記します。
また、工夫した点や、当日改善を加えた点について、自分でプレゼンしてもらうようにしました。
副賞の紹介
コンテストを盛り上げたいと思い、企業への協賛をお願いしました。
そして、こっこ株式会社様より、トリーネふかわのお菓子をご提供頂きました。
株式会社油谷湾温泉ホテル楊貴館様(岡藤理事長)より、鬼滅の刃の温泉手ぬぐいを。
コンテストの起案者として、コース設計はじめたくさんご尽力いただいた「えれふぁん」さんより、ご本人が作られた無農薬米をご提供いただきました。
お渡しできるものがあると、なんだか場が盛り上がります!
コースと採点基準
コースは、「えれふぁん」さんが考えました。現役のエンジニアとしての知見、そしてmBot支援員としてmBotの特徴を知っていること、CoderDojoのメンターとして小学生がどのようなことにわくわくするのか知っていることをすべてミックスして、『このコースがきっと面白い』と考えてくださいました。
なお、コースの作成は、えれふぁんさんとつなぐスタッフDさん中心に、ほかつなぐスタッフも一緒になって行いました。
【コース】
◎コースは縦570㎝横330㎝の八の字で、太い線と細い線があります。
内側の細い線のコースを走るプログラムをするのは、大人でもかなり難易度が高いです。
◎74㎝続く坂道と下り坂、幅20㎝のトンネルがあります。
⇒先にも書きましたが、スタートとゴール地点は当日発表するため、
どこからでも走らせられるように考える必要があります。
【採点基準】
ポイント加点方式で、総合点が高かったチームから順位が決まります。
ポイント対象:①コース完走 ②ゴールのタイム ③細い線を通過 ④プレゼン ⑤アーティスティック(工夫:音・光・外観・等)
※採点基準をはっきりさせることで、気を付けるべきところを考えてもらうようにしています。
当日の様子
ここのチームは、『走らせるmBot』に加えて、応援するための『音を鳴らすmBot』『パネル(電光掲示板のようなもの)で光るmBot』の計3台のプログラムを組んでました。
3回チャレンジできるので、休憩の間に再度プログラムを調整し挑みます!
1回目に「完走」したことで、次は『赤外線通信』に着目し、2回目のチャレンジ前に、新しくプログラムを作りはじめるチャレンジャーもいました。
飽くなき探究心です。上手くいかずでしたが、ぜひ次のCoderDojoなどで続きにトライして貰えたら良いなあと思います。
プレゼンで工夫した事、何が難しかったか?、どんなプログラムをしたか?等の発表もありました。
コンテストを盛り上げてくれた方々の紹介
今回、4名の高校生達がボランティアとして、大会のお手伝いに来てくれました。
声を出すようなことはなかったですが、笑顔で受付をしたり、タイムを計ったり、YouTubelive配信のカメラや大会記録など、細々したところを手伝ってくれました。
そして、すごく面白いことも!小学生の熱く集中する姿に触発され、急遽参加を表明した、『高校生10分でプログラムしてみるチーム』!
結局、スタートしても動かず、、残念でしたが、そのチャンレンジする姿で、大会を盛り上げてくれました✨
【コースを飾るレゴのオブジェ】
8/18-19に、仙崎中学校の職場体験で4名が来てくれました。そこで、スタッフがする予定の「大会を盛り上げるためのコースの装飾」を依頼。1時間ほどで、いろいろつくってくれました。
ありがとうございます!
【Nセンター利用者の交流】
コンテストに向けて試行錯誤する参加者。ただ、単純に見えるのにコースが難関で、途中「どうしていいかわからない」ってなっているときに、アドバイスしている高校生の姿もありました。(mBotを現役で触っていないのですが、Nセンターを通じてなんとなく把握してくれているようです。高校生もすごいです✨)
なんだか嬉しくて、つい後ろから1枚。本当にありがとうございます^^
当日、保護者の方や見学に来た方など、多くの人が真剣にコースを走るmBotを見つめていました。
こうして記事を書きながら、場を盛り上げていたのは、参加チームの親御さんや大会スタッフや応援に来ていただいた方かもしれません。しっかり声を出して、応援してくださいました。
mBotが細い線を通る時は拍手が起こり、太い線の時「おしい!」と言う声も!
細井戦を前に「どうしたら攻略できるんだ?この細い線」と悔しがる雰囲気に…
結果発表
さて、審査員は別室に集まって、各々つけた得点を合計しました。
優勝は『元気な深川っ子』チーム です✨
おめでとうございます!賞状と副賞をお渡しいたしました!!
【成績について】
1回目:いずれも完走し、タイムの差だけでした。
2回目:果敢にも、あるチームが、プログラムを根本からやり直し始めました。ただ、時間に間に合わず完走できず、、差が付きました。しかし、ほか2チームは僅差でした。
そして勝負の3回目。あるチームは「スピード」にこだわり、みごと大会最速のタイムを出しました!
が、最終走行のチームが、まさかの「3回すべて、内側の細い線を走行する」という結果を出しました。これには会場中がどよめきました。
各参加チーム、曲がる方向にLEDが光るように工夫したり、スピード重視で走らせスピーディかつスムーズに動く工夫をしたり、内側を走らせるように工夫したり音や光で楽しめるように工夫したりと各チーム同じコースですが、まったく違うプログラムを組んでおり面白いなと感じました。
1位をとったチームの走行の様子を動画で紹介します!
3人で1つのチームだったので、走行だけではなく、「音を出す」「パネルに文字を出す」ことにも挑戦してくれました!
最後は集合写真をとって終わりました!参加者・ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
※集合写真の時のみマスクをはずしております。
感想・アンケート結果
アンケートでは、参加した皆さんと保護者から、満点の『楽しかった』をいただきました。
Q1)もっとも印象に残ったこと、面白かったことがあれば教えてください。
・ゴールの位置
・タイムが最後まで更新出来た事
・初めて参加してチームで話し合い参加出来た事が良かった
・内側を通れた
・全部内側を通れてビックリしました。子供が楽しんでいました
Q2)イベント全体についてのご感想などお知らせください
・次があればもっと工夫したい
・とても楽しくてワクワクしました
・楽しかった
最後に
無事終える事ができましたのも、参加チームの皆様、お手伝い、支援いただいた皆様のお陰です。ありがとうございました。
来年、第2回のプログラミングコンテストをどんな形でするか?は
まだ未定ですが!コンテスト終了後ふりかえりにていろんな案が沢山でました!
今回、参加してくれたチームの皆さん!
参加したいけど‥‥
mBotでプログラム組むのが苦手だから…と悩んでるうちに募集期間終了しちゃてた💦
という声を聞きました。次回のエントリーお待ちしております!
【ボランティア証明書】NPO法人つなぐでは、ボランティアとしてお手伝いいただいた方に、ボランティア証明書を発行しています。必要な場合は、事前にお知らせください。
NPO法人つなぐでは、遊びを通じて学ぶこと、すなわち、何かに興味を持ち試行錯誤をする、試行錯誤をしながらやりきる、考えたことを言葉にして協力を仰いだり意見をもらう、みんなの前で発言するなどの積み重ねを大切にしています。
▶毎月第4土曜日午後にCoderDojoをやっています。【HP】
【身につく力】
☆プログラミング的思考 ☆試行錯誤する力 ☆やり抜く力 ☆コミュニケーション力 ☆コラボレーション力(協働力)等
<写真コレクション>
【準備の様子】
【当日の様子】
参加者へのプレゼント!オリジナル缶バッジです。これも仙崎中学校の生徒達とつくりました!